まだ10時前というのに、自由席に座り、持参した日本酒びんを回し飲みして、すっかりでき上がっている団体様が居る。
まだまだ日本も元気だな。
福島でつばさ号に乗り換えるが、停車時間がたった2分では撮り鉄できず、残念!
在来線に入り、米沢へと向かう電車は大自然の中を走る。
無人の山中で止まったと思ったら、地震発生による停車とのアナウンス。
厳しい現実を突き付けられる。
情報を得ようにも、電波の圏外、気持ちだけが焦る。
結局30分遅れで出発。
うつらうつらする。
それにしても電車の揺れに任せてうたた寝するのは、どうしてこんなに気持ち良いのだろう。
置賜地方は、ぶどうの産地とのこと。
斜面にビニールハウスが目立つ風景は、山梨に似ている。
山形は暑かった。
ちょっと歩くだけで汗だくになり、芋煮を食べる気力はなくなった。
確か、日本の最高気温を観測したのは山形ではなかったか。
結局、冷しラーメンを食す。
スープは塩こしょうが効いている。
飲み干すのは体に悪いと判断(失礼!)。
仙山線に乗ると、雨が激しく降ってきた。
山寺。
よくあんな崖のてっぺんに建てたものだと、昔の人の苦労を思うとともに、こんなに蒸し暑い中、参拝しに行く方々を尊敬する。
自分は車窓から眺めるだけにしておく(←ダメじゃん)。
面白山高原。
滝が間近に見える山々の中腹にある。
周りに人気は無く、登山に行く人のためにあるのだろう。
乗り降りする人は一人だけであった。
確か、30年くらい前は、臨時駅だったはず。
片や、八ツ森駅は今でも臨時駅のままだ。
面白山高原を出ると、すぐにトンネルに入る。
サミットを越えた。
木々の緑が目にまぶしく、渓谷を流れる水は清らかだ。
すっかり天気も回復した。
愛子。
地元の人か、鉄ヲタでなければ、「あやし」と読める人はいないだろう。
ここからは仙台市街地に入る。