第25回NSCF杯投げ釣り選手権決勝大会結果について【競技編】 |  日本サーフキャスティング連盟オフィシャルブログ

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既報のとおり盛大に行われた前夜祭から一夜明けた令和5年10月29日には、いよいよNSCF杯決勝大会の競技です。

 

見事に栄えある第25回大会を制したのは「齋藤和典選手(新潟協会所属)」でした。

5大会連続で神奈川協会が持ち回った優勝カップを日本海側へ持ち帰られました。

勝因は、魚が少ない状況からプレッシャーの少ないエリアを見極め、丁寧に釣った結果とのことでした。

齋藤選手には、優勝カップ、高機能クーラーや釣り具メーカー様ご協賛の他副賞多数に加え、次回決勝大会のゼッケン①が与えられました。
ゼッケン①は、前回決勝大会優勝者の証であり、翌年の決勝大会の第2回戦から出場となるシード権が付与されます。

是非とも連覇を目指していただきたいと思います。

準優勝は、大磯の海を知り尽くす「安部川紀彦選手(東海協会所属)」。
第3位には、若手の大頭「神崎昂志選手(東京協会所属)」がそれぞれ入賞。

投げ専用クーラー他、釣り具メーカー様協賛他の副賞とともに賞状が授与されました。

なお、両選手には翌年の決勝大会でのシード権が付与されました。

 


 ⇑ 左:安部川紀彦選手   中央:齋藤和典選手   右:神崎昴志選手
 

大会開始時の早朝には雷雲が上空にあり、開催自体が危ぶまれました。

しかし表彰式にはご覧のように回復し、青空のもとに行われました。

⇑シード権を獲得した柴田選手

2回戦と同時進行で行わた、シード権争奪戦は「柴田智也選手(東京協会)」が1回戦の状況判断を見事に果たし、アジャストした結果、トップ釣果を上げられました。柴田選手には、翌年の決勝大会でのシード権が付与されました。




全選手の成績は上記一覧表のとおりでした。

2回戦の結果とシード権獲得者は上記のとおりでした。

 

<大会概況>

例年どおり2回戦方式として、競技会場と詳細エリアは従前どおり前夜祭の競技説明において競技委員長から発表されました。
大磯海岸役場下を大会本部とした下図のとおりです。
ただし、釣果状況を踏まえ2回戦はシード権争奪エリアを含む広範囲に変更されました。

※1回戦は青のエリア
※2回戦は黄色のエリアと青のエリア
※シード権争奪戦は青のエリア
 

1回戦は3時間。2回戦は2時間。2回戦と同時にシード権争奪戦を行い、次回決勝大会へのシード権を目指し競っていただく予定でした。
しかし、開式の午前6時を前に遠く北西方向に雷雲を確認。安全第一を考え、様子見のため選手皆さんには橋脚下への一時避難をしていただきました。
幸いに、間もなく東の空から日が差して見事な虹が見られました。役員判断により30分遅れの6時15分に開式です。


会長挨拶の後に、競技委員から1回戦を30分短縮して行う旨の説明がありました。

よって、以下のスケジュールで「第25回NSCF杯決勝大会」は進行されることになりました。

1回戦 7:30~10:00(本部帰着)

2回戦・シード権争奪戦 10:30~12:30(本部帰着)
表彰式 13:00~
 

会長挨拶に続いては、前夜祭で見事に権利を引き当てたゼッケン16番の花岡昭選手の宣誓です。

前夜祭で抽選による突然の指名でしたが、本大会に向けた意気込みを声高らかに選手宣誓を行いました。

⇓本大会ではフェアプレーを前提にしているので、クーラーチェックは選手間相互で行います。

そしていよいよ、1回戦の開始に向けて選手一同は思い思いのポイント目がけて移動します。



<1回戦>

今決勝大会は昨年の好釣果とは真逆な状況でした。全体的に非常に魚影が薄くポイントも波中かつ極めて狭い範囲でのみ釣果が上がっていました。
さらには同じポイントで連続して釣果があることは少なく、ピンから良型まで釣れてくるキスのサイズもまちまちでした。
そのような中で仕掛けが絡んででもピンポイントに仕掛けをステイして数を付けた山崎選手!
若き北陸からの刺客が1回戦のトップでした。

 

全体に、若手の活躍が目立つ1回戦となりました。
そして紅一点、宗像選手も見事に2回戦進出を決めました。

 

順調に検量が進み上位20名が2回戦に進出しました。


トップの山崎選手は20匹で458gであったものの、平均釣果は低く134.7g。4.98匹でありました。

なお、1回戦ボーダーは4匹で150gの釣果と大変厳しいものとなりました。

 

<2回戦>

本来ですと前年覇者を加えた21名での戦いとなるところでしたが、石田選手の欠席により20名の選手によって第25回NSCF杯の頂点を競うことになりました。
極めて厳しい状況を考慮して競技範囲を拡大しての2回戦です。

短時間の競技中に、如何にして広範囲から効率的にポイントを絞るかがキーとなったようです。
この頃になるとギャラリーも多数訪れ、インターバル中に叱咤激励で選手のテンションも上がっているようでした。

戦略はそれぞれ。日頃培われた経験と卓越した技術が試されるシチュエーションですが、フレッシュゾーンを丹念に釣った選手に軍配が上がったようです。

ただし、極ピンポイントの釣りであり、仕掛けを如何にしてポイントに置いておけるか。投擲技術よりも思考力と集中力が求められる展開だったように感じられました。

 

検量はより厳正かつ正確に行われました。

集計には相応の時間を要しましたが、選手皆さんには用意した弁当で遅めの昼食を取りながらお待ちいただきました。

<シード権争奪戦>
残念ながら2回戦進出を果たせなかった28名の選手によって、次年度の決勝大会へのシード権争奪戦も2回戦と並行して行われました。上位1名のみがシード権を獲得できます。

釣果が得られにくい状況故、土壇場での一発大逆転も想定できる展開の中、見事にトップ釣果を叩き出したのは柴田選手でした。

 

<運営支援者のご紹介>

本大会は連盟役員のみでは運営できず、所属会員有志による支えがあって成立しています。
改めて感謝意を申し上げます。ありがとうございました。

宮城協会・・・・・雫石昭一協会長
千葉協会・・・・・芳野潤一さん、吉田浩紀さん
東京協会・・・・・石亀純子さん、小林信康さん
神奈川協会・・・高橋恒治さん、遠藤敏幸さん、時田健一監事、真間良二さん、廣瀬善徳さん、高瀬実善さん、谷岡裕子さん

<各選手のご紹介>

競技中における各選手が奮闘する様子を収めたスナップを以下にご紹介します。


<終わりに>

本大会が無事に開催できましたことは、各地区役員各位のご尽力の賜物と決勝大会運営者一同、心より感謝いたしております。

また、ご後援いただきました釣り具関係メーカー様や販売店様、特にご協賛いただきました、ダイワ様、マルキュー様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

本大会の目的は、釣技の向上だけでなく、日頃なかなか会うことができない全国の同志が会することで親睦を図ることにあります。前夜祭では、趣旨のとおり交流の場として有意義な時間となりました。競技においては、限られた時間内に最大の釣果を得るためのスキルを存分に発揮された方、または今一つ消化不良に終わった選手もいると思います。
釣果の厳しい中にあっても、最後の一投まで諦めずに戦い抜かれた選手皆様に、最大限の称賛を述べたいと思います。2日間にわたる大会にご参加いただきありがとうございました。

 

来年もNSCF杯がより盛大に開催できるよう、役員一同頑張ってまいります。

所属会員皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

また、未加入の方は日本サーフキャスティング連盟への加入につきまして、是非とも前向きご検討くださいますようお願いいたします。入会手続き方法はこちらからご覧いただけます。