もしもサーフィン中に津波警報が発令されたら(豊橋地区) | NSA愛知支部

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一般社団法人 日本サーフィン連盟・愛知支部のブログ

更新遅くなり申し訳ありません。



今回は豊橋地区です。


前回の田原地区同様、表浜海岸にある豊橋地区。


素晴らしい景色が続いています。

が、今回取り上げている避難という視点から見ると

なかなか厳しいものがあります。



3月16日(土曜日)に実際に海岸で写真を撮りながら避難経路を見つけられるかな?
という見方で歩き確認してみましたが、事前に確認していないと見つける事は厳しいと思いました。



そして防災無線ですが、豊橋地区ももちろん設置されています。

東七根の防災無線です

一番上のカマキリの頭にような(例えが悪く申し訳ないです)部分がパトカーの上部に似た赤色灯が付いています。その下の細長い部分がスピーカーになっていました。




写真の防災無線は海岸からほど近い場所に設置してあるのでわかりやすいと思いますが、山の中腹に設置してある場所もあるとの事ですので、正直サーフィンしていて赤色灯を目視では確認しづらい場所も多いのではないか?と感じました。


サイレンは聞こえると思われますが、こちらも風向きや風力によっては聞こえの悪い場合がある事は間違いありません。




こちらが海岸に設置してある看板です。



サイレンの鳴り方も表示してあります
拡大してみました






以上のような事も踏まえこの豊橋地区に関しては、先日明確な取り決めが出来たそうです。
(豊橋サーフィン協会様に教えて頂きました)




『津波警報が発令されたら情報を得た人が自家用車の発煙筒を焚き、周囲の人々に知らせる』



という事です。

広い海岸線ではクラクションなどの音では分かりづらい。

などの理由から、発煙筒の光と煙ならば認識しやすいであろうとなり、消防の方行政の方々との話し合いの中で決めたそうです。(防災協定)

あなたが車にいる時に情報を入手したならば、早急に自車、若しくは近くの方に声掛けし発煙筒を焚いてください。



もしも、豊橋地区でサーフィンしていて発煙筒の光と煙を認識したならば周りの人と共に即避難を開始して下さい。



もちろん、車は使わず避難してください。



多くの海岸へと続く道は民家が立ち並んでおり、塀なども多いため、車はほぼ通れなくなる事が予想されます。

あなたの車で二次災害となってはいけません。



参考写真です
海岸へ続く道路脇に石垣や塀があります
民家を抜けた先、海へと下って行く途中の山肌。
地震で崩れる事は容易に想像出来ます







豊橋地区のサーフポイントへ行く時に私が思うのは


道がわかりづらい



という事です。


42号線から海岸迄の距離が比較的長い事で沢山の農地があり、場所によっては迷路のように感じます。



ローカルサーファーの方々や普段から行き慣れているサーファーの方々はもしもの時にどのように避難をし、どこに避難場所があるかわかっていることと思います。



しかしながら、波情報で動くサーファーが多い時代です。


迷いながらサーフポイントに辿り着く方も大勢いるでしょう。


だからこそ、避難経路が重要になります。



このような看板がある場所ばかりではありません。


もしあなたが迷いながらサーフポイントに辿り着いた場合は、波チェックをするように、必ず付近にいるサーファーに避難経路を教えてもらいましょう。


聞かれた方も、快く教えてあげて下さい。



そして行き慣れているポイントであっても、いま一度避難経路の確認をして下さい。




通過する道には地震で崩れそうな塀などは無いか?

山が崩れたらこの道路は通れるのか?

どの辺り海抜何メートルくらいなのか?



いつもとは違う視点で見て下さい。

きっと見えてくる事があるはずです。




今年の9月1日に大規模な防災訓練が実施されるとの事です。
是非参加していただき防災に努めましょう。




いつか必ずくると言われている大地震に備えつつ、楽しくサーフィンしましょう。






このブログを見ていただき、皆様の大切な方達と津波や避難について話していただき、避難経路の熟知、思いやりの和が広がり海の中での雰囲気も良くなっていったら最幸ですね。







生意気言ってすいません…

NSA愛知支部SNS広報担当  真田