もしもサーフィン中に津波警報が発令されたら(田原地区) | NSA愛知支部

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一般社団法人 日本サーフィン連盟・愛知支部のブログ


今回は


「もしもサーフィン中に津波警報が発令されたら」



と言う事で、色々書いていきたいと思います。



先ず、全国のサーファーの間で愛知県のサーフポイントは「伊良湖」と呼ばれていると思います。

しかしこの「伊良湖」というのは伊良湖岬(先端Pの辺り)の名称です。


今回取り上げる「田原市」

次回取り上げる「豊橋市」


共に遠州灘にある「表浜海岸」ということになります。
伊良湖岬〜浜名湖迄の役50キロも続く海岸です。
(表浜について詳しくは表浜ネットワークさんの表浜とは?をご覧下さい)



そんな長い海岸ですし、多くのポイントは浸食による崖が道路のすぐ脇にあります。

またその崖は粘土質で崩れやすく、大雨などの影響により崖崩れなどがあったりします。
とてもじゃないが登って避難なんて出来ません。


場所によっては広めの海岸道路がある所もありますが、多くの場所はメダケが生い茂っているため安易に入り込むと自分がどこにいるか分からない状況になると思います。
やはり避難は難しいですね。


そんな状況を踏まえて、この先の内容をご覧いただきたいです。




『田原地区』


初動体制に色々な決まりがあるそうですが、私のようなビジターサーファーはどうすればいいのか?
を前提に考えます。



サーフィン中に地震や緊急地震速報、津波警報などが発表されたら。



防災無線の(時間をお知らせしてくれるアレです)サイレンがなる。
赤色パトライトが点滅します。
防災局が放送で地震発生や津波を知らせてくれます


海に入っているサーファーで気付いた人は周囲に知らせながら、早急に海から上がり避難します。

この時、車で逃げようとは思わない。
自分の車で被害が拡大してしまう恐れがある。


一緒に海に来ていた人と事前に話してある避難場所まで避難する。



ロコポイントのタワーにはオレンジフラッグが設置されています。

オレンジフラッグが目に入ったら周囲の人にも教えてあげて下さい。

後はひたすら逃げましょう。
お年寄りや身体の不自由な方も共に逃げてあげて下さい。



というような感じになると思います。
毎年防災訓練が行われています。
一度参加してみると避難方法、避難経路などの知識がいかに重要か理解できると思います。





田原地区の殆どのポイントに防災無線が設置してあります。
サーフィンする前に必ず防災無線の位置を確認しておきましょう。


防災無線でいきなりサイレンがなった場合は即避難開始して下さい。
訓練の場合は最初に「訓練です」と言うそうです。


オレンジフラッグって何?
と思われた方はオレンジフラッグをご覧下さい。


メジャーポイント付近の避難経路、避難場所です。


ロングビーチ
(以前避難訓練で使用された画像なので訓練場所となっていますが、実際に避難場所となっています。)

ロングビーチ〜ロコポイントの辺りまでの避難マップです。


全日ポイント付近の避難マップです


全日〜新日ポイント付近の避難マップです



上記以外の地区は
をご覧頂き確認して下さい。



防災無線もオレンジフラッグも人間が扱うものです。

いざとなったら自分の身は自分で守らなくてはならないと思います。


クドイようですが先ずは避難場所、避難経路の確認を必ず行ってください。









ちなみに、防災無線で流れるお昼の音楽。
時期によって曲が違うそうです。

知ってましたか?



NSA愛知支部SNS広報担当  真田