パパにも産休

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パパにも産休?何をふざけた事を。


これは、男女共同参画とか、ノーマライゼーションの一貫だとか、働き易い職場作りとか、父親にも産まれた子に関わらせてあげたいなどの、ポイント稼ぎの福利厚生ではなく、


『 父親も、母親の苦しみを理解しなくてはならない。 』という考えが根底にある。…あぁ、認知の歪み。


母親は思う。


世の男連中は、子育ての大変さを分かっていない!!いつだってワンオペ、子育てならぬ、孤育て!!と。


この考えの果てに、父親にも産休を、などとふざけた仕組みが動き出す。


逆を言えばこれは、


父親は仕事で汗水垂らして頑張っているのに、その苦労を母親は分からないから、


母親が変わりに働けと言っているようなもの。


家事は、仕事量に換算すると、300万円から360万円あたりが相場らしい。※年収換算。30代、専業主婦、子ども1人の場合。


そうなると、仮に父親が700万円程の年収があったとして、


父親『 お前は、大変だ大変だと言うけれど、こっちはお前の2倍働いてるんだ。大変なのは分かれよ! 』てなったら、困るのではないだろうか。


或いは、


父親『 いや、お前の言うように、子育て参加してやってもいいけどさ、お前、その変わりに働いて稼いできてくれるの? 』…この言い方よ…。


などと言われたら、鬱陶しいこと限りなしでは無いだろうか。


…。


そういうことではない?産休と言う名の、休みがない日々の辛さを分かって欲しいだけ…?


…。


でしょうね。


看護師の中には、産休は3年間取れるという福利厚生を逆手にとり、


1人目産休→産休明けに2人目産休→産休明けに3人目産休→退職という、計画的犯行に及ぶ職員は多数居た。


私は、産休とは言え、それを理由に休めるのは良いなと思っていた。女性の特権だなぁ、と。


妻は妻なりに頑張っているし、その中で、男は仕事で頑張るしかないと。…この言い方よ。


仕事で頑張っているから、子育ては妻に任せるしかない、と。


男が出しゃばるものではない、と。


…まるで、子育てに参加しない自分自身が正当化されたような錯覚に陥る。


…。


正直、父親の産休は要らないと思う。


普段は関わらない、或いは、関われない父親の良いきっかけになれば良いが、


産休をとって子どもにかかわろうとする父親なら、多分、産休がなくても関わると思う。


逆に、


子どもに関わろうとしない父親なら、産休程度のきっかけでは変わらない。休みの日に家をゴロゴロしている邪魔な輩が増えるだけ。


一年間の期間限定で関われても、子育てはその後も続いていくものだし、一場面で良いとか悪いとは言えないし、頑張ったとか頑張っていないとも言えないし。


多分、子育てで疲弊している世の母親は、父親に居て欲しいとか、誰かに代わって欲しいではなく、分かって欲しい、のではないだろうか。…違っていたらすいません。


…。 


なので、仕事に明け暮れる世の父親達よ。


産休どうのと言う前に、子どもを、奥様を、家族を大事にしましょう。


大事にするという価値観は人それぞれだけど、それは決して仕事を理由にして目を反らして良いことではないぞ。


…などと、


どの口が言う。