今日は休みで、


満を持してッ、


今流行りのッッ、


ワークマンに行く。まだ、流行ってますよね?


一人、脇目も振らずに車を走らせ、30分ほどでたどり着いた。 


ワークマンの駐車場には、


工事車両やら、


ハイエースやら、


ギラついたアルファードやら、


軽トラックなどなど、


それっぽい車が止まっている。


中に入ると、所狭しと作業服やら靴やらが置いてある。


流石、


今流行りの、


WORKMAN。


私は、ナースシューズを買いに行こうと思っていたので、特に立ち止まることなく歩みを進めていく。


ちなみに予算は1000円前後。


どうせナースシューズ、洗うことも出来ないし、履き潰される運命、若い看護師を狙っての、シャレオツさは不要。…職場から支給してくれよな…。


奥に入っていくと、980円のシューズがカート売りされていた。


おっ、と思い、手に持ってみると、


…まあ、素材がペラペラだった。 


きっと、女性がターゲットだったり、履きやすかったり、歩きやすかったりはするとは思うのだが、作業物としては今一つ。( 私の主観です。 )


980円という金額に魅力があったが、恐らく、病棟業務の過酷さに耐えられない…そこはやめておこうとその場を離れる。


向かうは、


安全靴のコーナー。…必要…か?


何足か靴がある中で、値段は2500円から2900円、高いものでも4500円だった。


硬さ、撥水性、耐油性など、


ナースシューズには一切不要なスペックに心が踊る。


気がつくと、ニヤニヤしながら、4500円の安全靴を見ていた。


でも、高価なものはいらない。 


棚を見ていくと、1900円の安全靴が売っていた。


サイズは26.5センチが1つ、28.0センチが1つ。


26.5センチを履いてみたが、やはり少し足の外側にあたる。 


これは靴擦れの可能性がるし、ましてや私はインソールを使うので、さらに窮屈になることは間違いない。


28センチだと少し大きいのだが、中間のサイズがないので、試しに履いてみる。 


隙間が少しあくが、履き心地としては悪くない。 インソールを入れたら、丁度良いくらいか?


念のため、両方とも履き荷重をかけていく。


靴を履き、前と後ろに身体を揺らす。


そして大事なのは左右を、振り子のように揺らすように履き心地、フィット感を確かめる。


私は靴コーナーで、1人、体を揺らしている。


もうこれは、靴を買う時の定番となっている行動。


二分程身体を揺らし、よし、この靴に決めようと靴をカゴにいれ、私はコーナーを曲がった。


すると、ガチムチのお兄ちゃんが私と同じように作業靴を試し履きし、フィッティングを確認するように、身体を左右に揺らしていた。


…なんだ…とう!


これは、作業靴を買う時の全員のルーティーンなのかと思うほどのクオリティ。


見紛うことなく、私と全く同じ動きだった。


そこにいるのは、


先程の私だった。


私は気づかれないよう、立ち止まることなく、更に左に曲がり、レジに向かおうとすると、


…、


そこでも、同じことを別のおじさんがしていた…!


足元に集中し、身体を左右に揺らしている。


…なんだ、 


これは?


しかも2人とも、私のことを気にせず延々と体を揺らし続けている。いつからしてたのよそれ。


これが、ワークマンの試し履きルーティーンなのだろうか? 


…。


ちなみに、私は、この行動は、私のオリジナルだと思っており、誰からも教えられていない。


初めは、店内で身体を揺らす行動に、抵抗があった。何より、誰もやってないし。


だが、


WORKMANの靴は、安いとは言え、そこはターゲットが作業関係者ということもあり、頑丈だし、なかなか履き潰れないから、下手なものを買うと、それを使い続けなくてはならなくなる。


そんな不具合は、許されない。


だから、恥をしのんででも、身体に合うものを選ばなくてはならない。


いつの間にか、私は靴を買うたびに、身体を揺らすようになっていた。


ちなみに、通常私用の靴は、ネット購入なのでこだわりはありません。


…。


ワークマンを後にして私は思う。


新しい発見と、


良い、買い物ができたと。


安全靴で、このクオリティは凄い。


…。


これで、明日からの勤務が、


超絶充実すること間違い無しだな!