看護師は、
魅力のある仕事?
やり甲斐のある仕事?
素敵な仕事?
…。
感じたことなど一度もない。
新人の頃から、
今に至るまで、
生まれてこの方ありません。
…。
例えば、
両親が病に伏せた時に、
或いは、
自分自身が看護をしてもらった時の看護師の優しさに触れてとか、
簡単な感情の移ろいでなるべき仕事ではない、
と、
声を大にして言いたい。
ちなみに、
私が看護師を目指し、看護師になった経緯は、
親が看護師で、…看護師あるある…。
看護師という職業の情報が身近にあったこと、
養護学校( 小児糖尿病時代 )の時にお世話になった恩師が、
私の成長に合わせて、
地方の看護協会を牛耳る存在にまでにメキメキと力をつけ、
当時は、
営業職につきながら、
うだつの上がらなかった私が、
ホンの出来心で相談したところ、
恩師『 分かった、そういうことなら私の教え子がやっている学校があるから、
紹介してあげる。 』と、
口利きの出来る看護学校にねじ込まれ、※教え子=副校長先生。
必死の思いで勉強し、
死ぬ思いで看護実習に取り組み、
国家試験に受かり、
口利きの出来る病院に放り込まれたから。
他力本願オブザイヤー…。ま、国家試験は自力だけど。あの時は一生分の勉強をしたわ…。
この、
看護師国家試験を控え、
将来看護師になりたくて、うずうずしている看護学生に言いたい、
…。
本当に、
良いのかそれで、
もう一度考え直せ、
と。
…。
看護師は、
資格持ちだし、
引く手あまた。
職にも、喰うにも困らない。…これは、本当。
…。
ただ、
病院という閉鎖環境で、
どす黒く展開される縦社会があるのも事実。
白衣の天使などと称される、
理想とはかけ離れた現実、
それは、
白い巨塔ならぬ、
白い虚像!!
…。
退職率が低い病院は、
単に、
他の病棟をたらい回しにされている事もしばしば。…退職率を上げない為に。
…。
看護学は、
人を学べる最高の学問、
と、
私は思っている、
と、
思うようにしている。
だから、
続けている。
と、
言い聞かせている。
…。
そうでもしないと、
いつ辞めるか分からないから。
いや、
家族を路頭に迷わせる訳にはいかないから、
そう簡単には辞めないけれど。
…。
そうして続けてきて、
今がある。
…。
あの時の私よ、
看護師を、
劣悪な、
うんざりする主従関係が蔓延る、
最悪な職業と言うのは、
愚かなことだよ、
と、
思う日は来るのだろうか。…私の得意な裏の裏思考…こうすることで、客観的に今の状況を見つめ直せます。
…。
深海に生きる魚のように、
自ら輝かなければ、
何処にも光はない。
燃やせ、灰となるまで。
道に迷っている間に、
遅れを取り戻す唯一の方法は、
道に迷っている間に、
記録的な速さで走り回ること。
オーケストラを先導するものは、
観衆に背を向けなければならない。
…。
などと、
名のある偉人たちの格言を復唱しながら、
今日も人知れず、
技を磨き続けている。