皆様、
あけましておめでとうございます。
本日は、正月。
なのに、
準夜。
…。
新年なのにっ!
しかも、
正月手当は無し…振り替え休日に変換。
文句を言えない人に、
祝日勤務が割り振られる理不尽。
ま、所詮、私は歯車なんだよな。
今に見てろよ下克上!
…。
そして、
日勤者からの申し送りを受けている最中の異変。
…。
日勤者『 揺れて…ない…? 』
…。
我が病院は、免震構造。
建物が耐える耐震と違い、揺れることで力を逃がす。
なので、震度が強い時は、
無茶苦茶揺れる。
暫くして、私も体感。
そしてテレビからアラーム。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240102/01/ns197682ameba/b0/70/j/o0976108015384536035.jpg?caw=800)
鳴り続くテレビからの警報と、
看護師やら患者様の最新スマホが感知する緊急アラート、
外から聞こえる地域の避難放送、
病院が流す緊急放送が、
けたたましさに拍車をかける。
患者様は…、
所定の位置で過ごしている。
いつも通り!!
私『 いや、揺れてますよ? 』
患者様A『 うん、揺れてるね。 』
患者様B『 夕ご飯届くの? 』
私『 …夕ご飯の心配より、明日の命を心配をした方が良いですよ。 』
患者様B『 あ、そうだね。 』
…なんて、
ブレない方々!
流石、
精神科慢性期!
患者様C『 ここは安全でしょうか。 』
私『 東北大震災、熊本地震で我々は十分学んだはず。これ以上追い討ちをかけないで欲しいですね。 』
患者様C『 本当ですね。 』
そんな会話をしつつ、
日勤者も自宅に電話はするものの、
不安は隠せない様子。
取り敢えず帰宅させる。
私の病院も、ロックオン。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240102/01/ns197682ameba/c3/8e/j/o1080087215384536037.jpg?caw=800)
災害拠点病院が海の近くとかおかしいだろっ!!
…。
ただ、
余震は続き、
更に状況は深刻になっていく。
次第に湧き上がる疑念。
…。
まさか、
被災するのか…。
在患確認、管理当直への報告を終え、
夕暮れから、暗がりになりつつある中、
窓の外を見ると、避難場所である市役所方面に移動する車で大渋滞している。
いや、市役所に避難できたとして、津波が来たら、飲み込まれるよ…市役所は海抜ゼロメートル…。
…。
夕食前に到達するとされた津波も、
然程影響はなく、
私の地域は、
被災は免れ、事なきを得たが、
次がまた来る。
病棟の動きにも課題が見えた。
…。
不安から始まる新年…。