皆様、

あけましておめでとうございます。

本日は、正月。

なのに、

準夜。

…。

新年なのにっ!

しかも、

正月手当は無し…振り替え休日に変換。

文句を言えない人に、

祝日勤務が割り振られる理不尽。

ま、所詮、私は歯車なんだよな。

今に見てろよ下克上!

…。

そして、

日勤者からの申し送りを受けている最中の異変。

…。

日勤者『 揺れて…ない…? 』

…。

我が病院は、免震構造。

建物が耐える耐震と違い、揺れることで力を逃がす。

なので、震度が強い時は、

無茶苦茶揺れる。

暫くして、私も体感。

そしてテレビからアラーム。

鳴り続くテレビからの警報と、

看護師やら患者様の最新スマホが感知する緊急アラート、

外から聞こえる地域の避難放送、

病院が流す緊急放送が、

けたたましさに拍車をかける。

患者様は…、

所定の位置で過ごしている。

いつも通り!!

私『 いや、揺れてますよ? 』

患者様A『 うん、揺れてるね。 』

患者様B『 夕ご飯届くの? 』

私『 …夕ご飯の心配より、明日の命を心配をした方が良いですよ。 』

患者様B『 あ、そうだね。 』

…なんて、

ブレない方々!

流石、

精神科慢性期!

患者様C『 ここは安全でしょうか。 』

私『 東北大震災、熊本地震で我々は十分学んだはず。これ以上追い討ちをかけないで欲しいですね。 』

患者様C『 本当ですね。 』

そんな会話をしつつ、

日勤者も自宅に電話はするものの、

不安は隠せない様子。

取り敢えず帰宅させる。

私の病院も、ロックオン。

災害拠点病院が海の近くとかおかしいだろっ!!

…。

ただ、

余震は続き、

更に状況は深刻になっていく。

次第に湧き上がる疑念。

…。

まさか、

被災するのか…。

在患確認、管理当直への報告を終え、

夕暮れから、暗がりになりつつある中、


窓の外を見ると、避難場所である市役所方面に移動する車で大渋滞している。

いや、市役所に避難できたとして、津波が来たら、飲み込まれるよ…市役所は海抜ゼロメートル…。

…。

夕食前に到達するとされた津波も、

然程影響はなく、

私の地域は、

被災は免れ、事なきを得たが、

次がまた来る。

病棟の動きにも課題が見えた。

…。

不安から始まる新年…。