着工 昭和17年3月
竣工 同年9月
備砲 45式15cm加濃砲4門
砲身の中での暴発事故により使用不可能となった丹賀砲塔砲台『丹賀砲台園地』の代替として、突貫工事で急造させたのが鶴見崎第一砲台です。
少し離れた場所には「海軍防備衛所」が置かれてました。現在でも聴音所や望楼等の遺構が残ってます。砲台の後で少しだけ紹介します。
余った時間を無理やり使って強硬訪問しました。7年振りの再訪となります。
なので・・・丹賀砲台園地も再訪したかったのですが、寄れませんでした( ノД`)シクシク…
そんな鶴見崎第一砲台です・・・
状態は非常に悪く、現在では「安全な見学」は困難な状態になってます。
元々が急造だった事もあるのかも知れませんが、コンクリートの打設が雑なうえ、コンクリートの厚みも不均等です。
残念ですが崩落を待つだけの悲しい戦争遺跡ですね。。。
左翼側砲座より・・・穹窖砲台となってます。

明らかに7年前より状態は悪化してました。。。

崩落により埋まりつつあります。。。

内部は素掘り、後面と側面下部のみコンクリートとなってます。

砲座内は水が溜ってました。


2ヵ所目・・・

内部は素掘り、こちらは後面のコンクリートは無し。後面側面共、下部のみコンクリート。


崩落防止用の柱が朽ちて散乱してます。


3ヶ所目・・・

この砲座は総コンクリート張り。


コンクリートの打設はかなり雑です。大戦末期の遺構より造りが悪いですね。


各所に残る型枠・・・





最後の右翼側砲座・・・こちらも全てコンクリート造りとなってます。

内部、打設はめっちゃ雑ですけどね・・・

角とかコンクリートまけてないしね(笑)



唯一砲床が確認できます。

ф150㎜程の鉄柱が残ってます・・・

そんな鶴見崎第一砲台でした。

後、海軍衛所について少し・・・
岬の先端近くに遺構は点在してます。。。が、状態は微妙w
灯台へ向かう遊歩道より少し外れた場所に残る門柱←多分ね。

鱗状に細工されたモルタル仕上げ・・・




付近には用途不明の柱と・・・

ほぼ埋まった素掘りの壕・・・


遊歩道沿いの壕はフェンスでガードされてますw

あと・・・まぁ、色々と残ってはいるのですが・・・


形が残ってる有名な遺構は「聴音所」と「望楼」かな。
聴音所・・・
戦後観光目的で少し手が加えられてますが、外観はほぼオリジナル。

コンクリート造りで偽装のために石が張り付けられてます。




出入り口はかなり手が加えられてます。バブル期に観光目的に手が加えられるも、早い段階で廃墟化してます。


出入り口の左手には小さな格納庫・・・



聴音室部が上部に観光用展望台が造られてサッパリです。。。



時々見かけるレンガサイズに造られたモルタルレンガが使われてます。


では望楼へ・・・
まぁ・・・聴音所の上に乗っかってるんですけどね。



聴音所の上です。

灯台を背に岬方向・・・



望楼も鱗状の細工が施されてます。





窓部・・・木枠がはめ込まれてた切込み。

内部より・・・


最後少し脱線しましたが、鶴見崎第一砲台でした。

~おしまい~
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