所属 豊予要塞
起工 昭和20年2月
竣工 昭和20年?月
備砲 12cm榴弾砲4門 4砲座×各1門 計4門
備砲は鶴見崎第二砲台から転用…守備は豊予要塞重砲兵連隊第五中隊。
本土決戦用に急造された砲台で、佐田岬灯台直下に2門、大島(当時は離島)に2門
38式12cm榴弾砲が据え付けられていました。
当時は出入口が裏側にあったと思われるのですが、埋められてしまったのでしょう…
現在は見当たりません。崖側からもアプローチできそうなんですが…
結構な気合いと根性が必要だと思いますw
では…いつものようにザックリとw
四国最西端の佐田岬…

最西端に立つ灯台…


そんな観光地に、本土決戦用に急造された砲台がひっそりと残ってます。
灯台下の崖に目をやると…
崖に二ヶ所の穴…

出入り口は埋められていますw
さすがに入れません(T▽T)

大島側から…灯台と穹窖砲台跡w

灯台下に2砲座2門…

そして…
現在はこうして陸続きとなってますが、正面が当時離島だった大島です。
この大島の海側に後2砲座あります。

まぁ…ココも崖の上なんですけどねw

崖沿いにアプローチできなくはなさそうですが…
高い所は苦手極まりない訳でしてwww(^^ゞ

内部の様子は諦めてw
と…言いたいところですが、実は大島裏側の出入り口(戦後埋められてたと思う)
なんですが、土砂が通路に流入してしまったのか少し口を空けてます。
藪の少ない時期にじっくり探せばわかります。

潜り込んたところから入ってきた方向を…

ズリズリと潜り込んで20m程歩くと明かりが見えてきます。
分岐して各砲座へ…

右翼側より…

砲座跡の真ん中には直径20cm程の鉄製の柱が残ってます。





木製の大きな柱も状態良く残ってますが…
急造を思わせる雑な造りが目につきます。


外部…
うっすらと残る迷彩塗装…



左翼側へ…



こちらの砲座は木で蓋がされてました…





外部外壁にはウロコ状の加工がされた上に迷彩塗装…



正面から、ひいて撮りたいのですが…後ろは……


と…言うわけで、そろそろ引き返しますw
通路は全て手掘りでしたね…
相当な労力だった事でしょう。

通路途中には砲側庫でしょう…

奥行5m程の横穴が各砲座分…2つあります。


以上…佐田岬穹窖砲台でした。

~おしまい~