森の鍛冶屋ケンズメタルワークです。
今回は4月15日から18日に行われた薪ストーブ製作ワークショップの紹介をします。
今回の体験者は新潟県在住の64歳男性でした。
長年公務員としてお勤めされて定年を機にずっとやりたかったモノづくりについて調べていた時に
DIY専門誌「ドゥーパ」にてケンズメタルワークを見つけていただき今回の体験をしてみようと決められたそうです。
初日は溶接の講習から始まります。
「全くの素人ですから」と少し自信なさげな体験者でしたが積極的に溶接の練習に励んでいただき、半日でかなり上達いたしました。
一番初めはアークを飛ばす練習から入ります。
アークというのは放電という意味で溶接では頻繁に出てくる言葉です
バチバチとひたすらアークを飛ばします
だんだん慣れてきたところで今度はそのアークを継続させてビードを引きます。
ビードとは溶接の跡のことです。
写真一枚目は一番初めに練習を開始した時の体験者の溶接で
慣れてくると2枚目写真のように綺麗なビードを引く事ができるようになります。
ここまでの所用時間は3時間ほど
最後に”突き合わせ”と言って2枚の板を溶接したり
“隅肉”という垂直に立てた板などの隅を溶接するやり方を実践していただきます。
初日にここまで出来るかどうかが今後の進み具合に大きく関わってくるので
伝授する側も必死に教えていきます。
時間があれば次の工程に進んでいきます。
ストーブ作りの初めは開先加工から入ります。
開先とは溶接強度を上げるために施す加工の事です。
超硬チップが沢山ついたハイチャンファという機械で開先を作ります。
2日目からはいよいよ薪ストーブを作っていきます。
手順や要所ごとのコツ、機械の使い方は説明するのでどんどんと作業を進めていきましょう!
溶接はなかなか練習通りにはいきませんがやりきる事が大事です
30cmの面が10個あるので大変ですが最後まで負けない気持ちでやりきりましょう!!
一番重要な部分でここが甘いと燃焼中に不具合が出てしまうためチェックも厳しくいきます。
ですがフォローもさせていただくので安心してください!!
溶接が完了したら今度は見栄えを良くするためにサンダー(グラインダー)削っていきます。
一番大きなものを使うので重くかなり体力を消費しますが頑張りましょう。
これが薪ストーブ職人のお仕事です。
綺麗になったストーブを見るととても達成感み満ち溢れると思いますよ!
後は扉や脚などのパーツを付けていくだけです。
少し難しい場所などは講師がサポートするのでご安心ください!!
3日目にしてようやく完成します!
ここで体験者様に感想をいただきましたので動画でご覧ください
最終日は塗装をします。缶スプレーや刷毛で塗るのではなく、スプレーガンという
プロ工具を使って耐熱塗料を塗っていきます。
今までの作業とは違い繊細さが求められる作業です。
少しミスをしてしまうと塗料が垂れてしまって見た目に関わってくるので
気を抜かないように丁寧に塗っていきます。
そして塗り終えた後に扉にガラスを付けて完成です!!
脚はすでに梱包をしてしまった後なので本体だけ^^;
今回はモノづくりを今までした事がなかった60代の方が体験者でしたが
こんなに見事に1台作り上げる事ができました。
この体験はかなりレベルの高い技術が必要ですが要所ごとにしっかり練習をすれば
4日で自分だけのオリジナル薪ストーブを作る事ができます。
■この体験はこんな方にオススメです!■
・今まで木工しかできなかったDIYが趣味の方
・金属加工に興味がある方
・キャンプで自慢できるギアを作りたい方
・溶接ができるようになりたい方
・これからクリエイターを目指す方
・子供にカッコいい所を見せたいパパさん
・とりあえず自分に自信を付けたい方
体験の予約はお申し込みフォームからお願いします!
https://docs.google.com/forms/d/1p2gzwFxwiNvlJ03pwm38AiAVwe3d3mA5YMhFduv3Z9E/edit






