ナガノ・オリエンテーリング -7ページ目

偉大な先人

全日本リレーの長野県監督といえばわたくしめというイメージが世間(どこの世間だ)では定着しているようですが、実はわたくしめにとって監督としての参加は今回が通算4度ということになります。(過去は99兵庫大会、00富山大会、03茨城大会に監督として参加)


一部強豪都府県のように選手層が厚く監督が監督業に専念できるのならいいのですが、参加する大半の道県は人材不足。監督も名ばかりであるか、選手兼任として監督業に専念できないのが実情です。そしてわが長野もご他聞に漏れず。失礼ですが、他の方々が選手兼任で努めていたころは、チーム全体に目が行き届かずに完成度の高いチームを作り上げることはできませんでした。そういった意味では、(選手兼任だったこともあるとはいえ)完成度の高いチーム作りのためのスタイルを築き上げたわたくしめが、長野県選手団の監督業におけるパイオニアといえなくもありません。


しかし、過去の長野県選手団の監督には偉大な先人がいたのです。それが、98神奈川大会で監督を務められたカワイ氏(現静岡在住:浜松OLC)です。


カワイ氏は、愛知県出身→T工大(東京)→C部電力(H原発)という経歴の持ち主で、一見長野県とは縁もゆかりもない人物に見えます。長野県との関わりも公認指導員(現ディレクター)資格を取るために長野県内で行われた講習会に参加したのが縁とのこと。通常はそこで長野との関わりなど切れてしまうような気がしますが、その後は県協会メンバーとして遠方から駆けつけ活躍してきました。競技者としても、特にランニングの大会で好成績をあげるなど、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。まあその割にはオリエンテーリングの競技成績はぱっとしなかったような気がしますが。


ちょうどわたくしめが長野に帰郷した98年、長野県の監督を努められていたのがカワイ氏でした。カワイ氏はまだまだ競技的に全盛に近かった頃でしたが、98年大会ではあえて監督業に専念されておりました。合宿にはインフルエンザをおして駆けつけてくれるなど、その情熱は「熱い」の一言。まさに山下真司もビックリといった感じでした。それでいて気配りもまさに一級品。O上氏もビックリの戦力分析や、前日の宿も「あえて」隣県のユースに確保するなど知将の一面も見せてくれました。まあその割には本番での成績はぱっとしなかったような気がしますが。


わたくしめは、94愛知大会からこのチームで参加していますが、それまではなんとなく「せっかくだから参加するかぁ」といった程度でした。チームとしての方向性も曖昧で、「上を目差す」「エンターテイメントにこだわる」といったコンセプトに欠けるものでした。しかし、カワイ氏はそんな長野に革命をもたらしたまさに中興の祖。この年を境にチームの体質が変わり、「闘う集団」に生まれ変わりました。これが、翌年の男子初入賞や、女子の躍進につながったといっても過言ではないでしょう。


現在カワイ氏は静岡での活動に軸足を移してしまったため長野とも縁遠くなってしまっていますが、いずれは監督として復帰し、長野を引っ張っていってほしいものです。


カワイ氏


ちなみに、翌99大会で監督を依頼しなかった理由は、「このまま監督業を続けると命に関わる」と周囲(理事会)が反対したからとか。

選考会 プログラム公表

選考会のプログラム が公表されました。
参加される選手の皆さんの奮起を期待します。

わたくしめは長野でもう一度鍛え直しです。
(まだ日曜のショックを引きずっていたりして・・・)

縦断駅伝

カネダ選手、今年の県縦断駅伝は9区山下りの起用が濃厚とのことです。昨年の8区山登りに続き、オリエンティアとしての能力が発揮できる区間。活躍が期待されます。

また、わたくしめは本日の選考レース10kmで38分というヘボタイムを叩き出してしまったため、選手としての出場は微妙になったようです。。。走れる確率は50%。

筑北村オリエンテーリング大会

残念ながら雨のため中止という連絡が入りました。

エントリー

全日本リレーの選手権エントリーが週明け早々に迫っています。忘れないようにエントリーせねばです。

我が長野県は、キムラ氏が運営に回ってしまっている影響でMSを出せず。選手権はME2チーム、WE1チームの3チームのみのエントリーとなりそうです。

MEのセカンドチームといえば、03茨城大会での活躍 は記憶に新しいところ。今年も期待が高まります。

コスプレイ
※写真は本人の名誉のため一部修正を加えております。

女傑

前回スキーOの現役日本代表であるモトキング選手を紹介したので、次はこれも現役日本代表であるミワ選手を紹介しない訳にはいきません。


全日本リレーの長野代表としてのキャリアは古く、信大在籍時から女子選手権の代表選手としてメンバーに名を連ねていましたが、これといって目立った実績はなかったような気がします。しかし、いつのころからかスキーオリエンテーリングを始め、その実力をめきめきと伸ばしていきました。そして昨年、「景品で当たった航空チケットが使えるから」という理由で、「せっかくだから」代表選手をめざしトレーニングを積んだ結果、見事その座をゲットしました。また勤務先の会社を巻き込んで日本代表のスポンサーにするなどそのパワーは健在。まさに長野県協会きっての女傑といって差し支えないでしょう。


昨年も2年ぶり入賞のアンカーとしておいしいところをさらっていきましたが、今回も長野の中心選手としての活躍に期待が高まります。(なお画像は本文とは関係ありません)

筑北村オリエンテーリング大会とやら

全日本リレー岡山大会の仕掛け人であるキムラ氏から、大会情報が届きました。某社(E社ではない)のレクリエーション行事とのことですが、ちゃんとニューマップまで作ってやるようなので、コレクターの方は参加してみてはいかがでしょうか。

まあ、きっと参加と引き替えにいろいろこき使われることうけあいですが。(某なんちゃらカップn人リレーのように)

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日時:2005年10月15日(土) 10:00一斉スタート予定
場所:とくら沢ふれあい広場 (長野県筑北村)
競技形式:スコアO(制限時間は90分)(全コントロール15個)
地図:西条温泉富蔵 (NewMap! Newテレイン)
縮尺:1:5,000 等高線間隔5m 通行可能度なし
そのほかはISOM2000準拠

手伝ってくださるかた大募集です。レク後のレースでもいいし、設置、撤収でもいいです。可能度がいいところもチョットだけあるので、走りに来てください。(キムラ氏コメント)

山岳耐久速報

カネダ選手、36位でゴールとのこと。タイムは10時間35分とのこと。過去最高記録を更新することはできなかったようです。ちなみにトップタイムは8時間ちょいぐらいとか。人間のレベルを超えていますね・・・。

東日本速報

本日、東日本大会が宮城県で開催されました。


女子選手権ではミネムラ選手が惜しくも入賞を逃すものの一桁順位に入り、またわたくしめもさえないレースながら何とか粘って18位に入りました。ともに全日本選手権への出場権を得、これで長野県協会関係ではモトキ夫妻、カネダ選手に加え5名を全日本選手権に送り込むことになります。過去最多?でしょうか。


M21Aにはクロダ選手が出走。本人曰く「21Aの壁は厚かった」とのこと。それでも、ひところよりはだいぶ走れるようになってきたようで、全日本リレー男子チームの争いがますます熾烈になってきました。

山岳耐久レース

今週末カネダ選手が出走予定の山岳耐久レースですが、なんと今年のエントリーは2,300人!とのこと。すごいですねぇ。っていうか、これだけの人が一気に山道を通って、環境負荷的に大丈夫なんでしょうか?といらぬ心配をしてしまいます。

山岳耐久は、アウトドア耐久系スポーツの最高峰?とでも言うのでしょうか。関係各界から多様な選手が集まりますが、その中でオリエンティアも上位で活躍しています。カネダ選手は過去20位台が最高成績のようですが、最近は充実した練習ができているようなので、記録・順位とも更新して長野をアピールしてきて欲しいものですね。

カネダ選手

さて、わたくしめはこれから東日本に向けて旅立ちます。
別の意味で耐久レースになりそうな予感でいっぱいです。