ナガノ・オリエンテーリング -8ページ目

長野県選考会

主催者のご厚意に甘えてセレクションクラスを設定して頂いている東大富士演習林大会 ですが、長野県の参加選手は下記のとおりです。

キムラ選手
カガミ選手
カネダ選手
モトキング選手
クロダ選手
シマ選手
モトキトモ選手
ミワ選手

選手は性別に関係なく全員MAクラスにエントリー。1:7,500の特別仕様の地図にて、6km熱い戦いを繰り広げます。カネダ選手とモトキング選手の新旧エース対決、モトキトモ選手が何人男子選手を食えるか、など見所はつきません。

しかし、もっとも熱い闘いになると思われるのは、カガミ選手とクロダ選手の「過去の栄光対決」であるなんて、決して本人を目の前にして口に出せるものではありません・・・。

富士

なお、カントクであるわたくしめが地元消防団の行事のため急遽不参加が決定したなどとは、間違っても選手のみなさまには表明できませんな。

王将

先日は長野の顔として主将であり女子チームのエースであるモトキトモ選手を紹介しましたが、男子チームの顔と言えば、茨城から帰郷してから十数年の間長野の顔として君臨している、モトキング選手(まあいわゆるモトキトモ選手のダンナ)の名を挙げないわけにはいかないでしょう。

モトキング選手は、県協会において会長を務められている重鎮であるとともに、40に届かんとする今なおエリートシーンで走り続けている大選手です。所属するチーム白樺内でもはっきり言ってトップ選手であり、他にこれといってメジャーな選手のいない長野県男子チームにおいては、まさに不動のエースといって差し支えないでしょう。スキーオリエンテーリング界ではでは現役の日本代表選手して海外の主要大会で活躍、また、O-CAD普及以前は日本屈指のマッパーとして活躍していました。オリエンテーリング以外にもアスパラ研究家や絵本作家?など、多様な分野での活躍はつとに有名で、これまでも「目がテン」などメジャーな番組に出演するなど、そのパワーはとどまるところを知りません。

そんなモトキング選手ですが(って、この展開はヨメの紹介と同じような・・・)、全日本レーでは数々の逸話を残しています。一例を挙げるなら

1993千葉大会  大雪で会場にたどり着けず→チーム失格
1995福島大会  1走のなのに出走前にCCを紛失→チーム失格
1998神奈川大会前後 愛車の色が変わる→東名で嫁(当時彼女)同乗で事故って廃車になったあげく同じ車を買ったらしい
1999兵庫大会  長野から兵庫への車中で嫁(当時彼女)と痴話ゲンカ→同乗者(わたくしめ)に精神的苦痛を与える

等々。まあ、そんなことを含めても、まさに話題に事欠かない人物といえるでしょう。

近年は、エリートシーンの上位にで活躍することは少なくなりましたが、全日本選手権においてははあの村越氏に続く連続出場記録を保持するなどその安定感は未だ健在。現在長野男子で唯一の入賞となった99年兵庫大会での快走(1走トップゴール)など、全日本リレーにおける走りは長野チームの誰もが信頼を置いています。今年の長野はモトキング選手以外は比較的不安定な選手を起用する可能性が高いため、彼にかかる負担は大きいと言えるでしょう。しかし、そんな重圧も軽々しく蹴散らしてしまうような豪快さをもって、モトキング選手は活躍してくれることでしょう。

モトキング氏

なお、今回の全日本リレー長野県選手団において、モトキング選手の役割は「顧問」に決定しております。
その主な業務は、「乾杯のご発声」であります・・・。

菅平高原

須坂IC・上田ICから車でそれぞれ20~30分程度と、東北信地方からのアクセスが非常によい菅平高原。夏のシーズンは、多くのアスリートでにぎわいます。

かつてはラグビーの夏合宿地として知られ、「カンペイ」(菅平の音読み)なるフォーメーションの語源となったことでも有名ですが、近年はサッカー、テニスに加えて陸上競技(長距離)の合宿のメッカとなっています。その理由は何と言っても「高地トレーニング」です。標高1200m以上の高原に位置し、夏は涼しく、ロードやクロスカントリーコースにも事欠かない。そのうえ近年「サニアパーク」という全天候型の陸上競技場が開設されたり、隣接する峰の原高原(須坂市)に2kmのクロカン周回コースが開設されたりと、インフラ面での充実はめざましく、実業団・大学・高校の強豪チームがこぞって訪れます。あっと思うような有名選手と出くわすこともあり、ミーハーなファンにはたまりません。

そんな菅平ですが、チーム白樺のおかげで菅平にも多くのテレインが開発されています。菅平牧場を中心としたエリア、大松・燕スキー場周辺、ダボススキー場周辺・・・。練習するところには事欠きません。日本のテレインの中ではやや特殊な部類に入り、他の標準的な日本テレインのための練習になりにくいという欠点もありますが、メニュー次第では相当充実した練習を積むことができます。また、スキー場周辺のエリアを使えば初心者にも安心なコースも組めます。

何より、「多種目のアスリートがあつまる世界」に身をおけるということ。これは、日光や富士といった他のオリエンテーリングのメッカでは味わえない醍醐味があります。ぜひクラブの夏合宿に、菅平高原を利用してみてはいかがでしょうか。

菅平

なお、わたくしめはこの夏の練習中にE田選手(世界陸上ヘルシンキ大会代表)に出くわしました。
あぁ、受付嬢っていいなあ。(違)

東日本

今週末行われる仙台での東日本大会ですが、山岳耐久レースやイタリアWCと重なった影響か、選手権クラス参加者の顔ぶれが少々寂しい感じがします。

そんな感じで長野県関係からのエントリーも少ないのですが、女子選手権クラスには現時点で唯一の学生であるミネムラ選手がエントリー。実力は学生トップクラスのようですが、代表クラスの選手を相手に上位に食い込んでいくことができるでしょうか。

また、男子選手権にはなぜかわたくしめがエントリー。LD種目は昨年の全日本以来半年ぶり、公認の選手権となると何と2000年の多摩大会以来実に5年ぶり。完走できるかどうか、不安でいっぱいです。

そんな東日本をよそに、東京で行われる日本山岳耐久レースはオリエンティアで大盛況。わが長野チームからはカネダ選手が出走します。耐久系レースではオリエンティアトップクラスの走力があるということを、見せつけてきて欲しいものです。

初入賞

「長野女子は過去2度の入賞」とか書いてしまいましたが、よく考えたら入賞は過去3度でした。(2001年、2002年、2004年)
まったくもってお恥ずかしい限りです。

写真は栄光への第一歩となった、長野女子初入賞の2001年岐阜大会表彰式です。
懐かしい顔も見えますね・・・。

2001

期待の新人

信州という山国の宿命か、信大廃部?の影響か、近年の長野県オリエンテーリング界はまさに人材難。なかなか新しい血が入ってこず、いやがおうにも少数精鋭でやって行かざるを得ませんでした。しかし今年、待望の新人が加入しました。その名はミヤイ選手。強豪図情を卒業し、今年就職して松本にやってきた、まさに超新星です。

彼の特徴は、なんといっても「ラスポ→ゴール」に全てを捧げるレーススタイル。高校時代ロングスプリント(短長)をやっていたという彼は、その実績に違わず数々の大レースでラスポ→ゴールのラップを獲得しています。しかもエリート選手を向こうに回してのラップ獲得であることもしばしば。これは本当にすごいことです。

近年のオリエンテーリング界停滞の原因は、学生数の減少とかいろいろあるんでしょうが、一番は華と芸を持った選手がいないということではないでしょうか?ミヤイ選手は、長野県の救世主となるべき華と芸をもった選手です。今後の活躍に期待が集まります。

ミヤイ選手

そんなわけなもんで、わたくしめも華とゲイのある選手を目指してスタートダッシュに磨きををかけ(以下自粛)

主将

長野県の看板選手といえば、何と言ってもモトキトモ選手。愛知WOCの日本代表選手であり、ロング種目での決勝進出やリレーでの快走は記憶に新しいところです。全日本リレーでも、長野県代表として実に10年のキャリアを誇っており、女子選手権の2度の入賞に貢献しています。まさにチームのエースと言っていいでしょう。その実績を買い、本年度は長野県チームの主将に任命しました。

そんなモトキトモ選手ですが、唯一の欠点はペナが多いこと。これまでも全日本リレー茨城大会などの主要なレースでの失格がありましたが、この愛知WOCでも何とロング決勝でペナという衝撃のミスを犯してしまいました。一番悔やんでいるのは本人でしょうが、せっかくの晴れ舞台だっただけに、つくづく残念なことです。

しかしこういった苦い経験を糧にして、これからのレースでは快走を見せてくれることでしょう。今年の長野女子チームは昨年と同様のメンバーで臨む可能性が高く、2年連続での入賞が期待されます。

WOCno


なお、「おめーにペナについて語る資格があるのか」とかいった苦情は一切受け付けませんので念のため。

マスコット

長野県チームの2005年度マスコットキャラ が発表されたようです。
ちなみに、2000年度はこんなの でした。

ちなみに、作成は全てキムラ画伯であります。
(わたくしめではございません。)

CC7

長野県チームといえば全日本リレーだけが思い出されますが、スケジュール、メンバー次第ではその他のリレー大会にも積極的に参加しています。

そんな中、今年8月に行われたクラブカップ7人リレーでは久々に長野県チームとしての参戦を果たしました。長野県にはクラブに所属していないメンバーも多いのですが、県内クラブである白樺に主力選手の多くが加入しているため残ったメンバーは「出がらし」の様な感じもうけます。しかしながら、今回はキムラ氏の小学生のご子息「トモヨシ」君を5走に起用、県協会チーム発の「完走」をねらいに行きました。

しかしながら、結果は2人(うち1名はわたくしめ)がペナということで順位がつかず。目標は果たせませんでした。それでもまあ、1走で飛び出したり2走で日本人トップに躍り出たりペナのアナウンスで会場騒然としたり小学生の走りを見せつけたりなど存在感を示すことができたのでよしとしておきます。

画像は、CC7の1走スタート。トップを切って飛び出す長野県チーム(わたくしめ)です。

CC7

キムラ氏

長野県といえばこの人、かの有名なorienteering.com のウェブマスターであらせられるキムラ氏ですが、今回の全日本リレーでは(岡山での開催にもかかわらず)運営に回っています。というか、白石島開催もキムラ氏が仕掛けたようなものですが。

例年、長野県選手団の中でも主要な役割を果たし、時にはMSの主力選手として、時には広報担当として、また事務的な裏方として大いに活躍をいただいていたところなので、今回の欠場は誠に残念であります。しかも現段階ではMSを組める見通しも立っておりません。

まあ、とはいっても選手団編成関係や宿泊関係など裏でいろいろ動いてもらっていて、監督としましては大助かりといったところであります。というか、いろいろおんぶしすぎのような気もしますがそれはきっと気のせいでしょう。

てなことで、キムラ氏不在のまま臨む今大会ですが、せっかく運営に回ってもらっているので長野県選手団としてすばらしい姿をお見せすることが何よりの御礼であると考えていますので、まあ覚悟しておいて下さい。

1999年のキムラ氏

写真は長野県選手団がおそらく最も輝いた、1999年兵庫大会の時のキムラ氏です。
(orieteering.com提供)