秋分の日。
昼と夜の長さがほぼ同じになるこの日は、
自然と「家族との時間」に目を向けたくなるタイミングでもあります。
忙しい毎日の中で、ふと立ち止まって
「うちの家族らしさ」って何だろう？
と考えるきっかけになる方も多いのではないでしょうか。
さて今回は、「家族行事」が子どもに与える心理的な影響について、
心理学視点からお話しします。
🌱家族行事は“心の拠り所”になる
誕生日のお祝い、季節のイベント、年末年始の過ごし方など、
家族ごとの行事ってありますよね。
こうした繰り返される体験は、
子どもにとって「予測できる安心感」を育てる大切な要素です。
心理学では、子どもが安心して成長するためには
「安定した環境」が必要だと言われています。
家族行事はまさにその象徴。
毎年同じように迎えるイベントは、
子どもの中に「うちの家族はこうやって過ごすんだ」という
“自分の居場所”の感覚を育ててくれるんです。
🎈「うちの家族っていいな」と思える瞬間が大切
たとえば、秋分の日に家族でおはぎを作ったり、
お墓参りに行ったりすることも、
子どもにとっては「家族の文化」に触れる貴重な体験。
こうした積み重ねが、将来「自分は大切にされてきた」
という自己肯定感につながります。
また、家族行事には「みんなで一緒に過ごす」
という時間の共有が含まれます。
これは、子どもにとって「自分は家族の一員なんだ」
という感覚を強める効果もあります。
👨👩👧👦完璧じゃなくていい。大切なのは“続けること”
「うちは忙しくて、なかなか行事らしいことができない…」
という声もよく聞きます。
でも、行事の規模や内容よりも、「家族で何かを一緒にする」
ということが何より大切なんです。
たとえば、秋分の日に「今日は家族でゆっくりご飯を食べよう」
と決めるだけでも立派な家族行事。
子どもはその“特別感”をしっかり感じ取っています。
🌟まとめ
家族行事は、子どもの安心感や自己肯定感を育てる大切な土台になります。
忙しい日々の中でも、ほんの少し「家族の時間」を意識することで、
子どもの心にあたたかい記憶が残っていくはずです。
この秋分の日、ぜひ「うちの家族らしい過ごし方」を見つけてみてください。
