朝晩の気温差が激しくなる季節の変わり目。
大人でも体がだるく感じたり、気分が落ち込みやすくなったりします。
実は、子どもたちもこの時期、
体調や心のバランスを崩しやすくなっています。
特に目立つのが「睡眠リズムの乱れ」。
夜なかなか寝つけなかったり、朝起きるのがつらくなったり…。
これには気温の変化だけでなく、
日照時間の変化や学校生活のストレスも関係しています。
睡眠が乱れると、免疫力が下がり、
風邪をひきやすくなるだけでなく、
イライラや不安感が強くなることも。
そんなとき、親としてできる心のケアは
「まず、気づいてあげること」。
子どもが「なんとなく元気がない」「甘えが強くなっている」
と感じたら、それはSOSのサインかもしれません。
「最近、眠れてる?」
「学校で何かあった?」と、
やさしく声をかけてみましょう。
話してくれなくても、気にかけていることが伝わるだけで、
子どもは安心します。
また、生活リズムを整えるために、
朝の光を浴びることも効果的。
朝食を一緒に食べながら、
少し外の空気を吸うだけでも、
体内時計がリセットされやすくなります。
夜はスマホやテレビの時間を少し減らして、
リラックスできる時間を意識的に作るのもおすすめです。
そして何より、「親も無理しすぎないこと」。
子どもの不調に敏感になるのは大切ですが、
親自身が疲れてしまっては元も子もありません。
「今日はちょっとしんどいな」と感じたら、
家事を手抜きしてもOK。
子どもと一緒にゴロゴロする時間も、立派な心のケアです。
季節の変わり目は、心と体のメンテナンス期間。
完璧を目指すより、「ちょっとゆるめる」くらいがちょうどいい。
子どもも親も、少しずつペースを整えていきましょう。