秋といえば、食欲の秋。
スーパーに並ぶ栗、さつまいも、きのこ、かぼちゃ…
見ているだけでワクワクします。
そんな秋の味覚は、実は子どもの「心」と「体」を育てる
絶好のチャンスでもあります。
忙しい毎日の中で、つい「食事=栄養補給」になりがち。
でも、親子で一緒に料理をする時間は、食育の大切な一歩。
食材に触れ、香りを感じ、調理の過程を楽しむことで、
子どもは五感をフル活用しながら「食べることの意味」を学んでいきます。
例えば、さつまいもを一緒に洗って皮をむく。
きのこを手で割いてみる。
かぼちゃの種を取り出す。
そんな何気ない作業でも、子どもにとっては
「自分もできた!」という達成感につながります。
自己肯定感が育まれる瞬間ですね。
また、季節の食材にはその時期に必要な栄養がたっぷり。
秋の食材は、免疫力を高めるビタミン類や食物繊維が豊富で、
風邪予防にもぴったり。
親子で「この食材にはどんな栄養があるのかな?」
と話しながら調理することで、自然と健康への意識も高まります。
心理的にも、親子クッキングは絆を深める時間。
料理中のちょっとした会話や笑いが、
子どもの安心感につながります。
「ママと一緒に作ったから美味しい」
「パパが切ってくれたから食べてみよう」
そんな気持ちが、食への興味や挑戦心を育ててくれるんです。
とはいえ、「うちの子は野菜が苦手で…」という声もよく聞きます。
そんなときは、見た目やネーミングを工夫してみましょう。
かぼちゃを使った「おばけグラタン」や、
きのこ入り「森のハンバーグ」など、
遊び心を加えるだけで子どもの反応が変わることも。
秋の週末、ちょっと時間をとって
親子でクッキングしてみませんか?
食卓は、栄養だけでなく、心の栄養も届けてくれる場所。
季節の恵みを通して、親子の時間をもっと豊かにしていきましょう。