こんばんは!
いきなりですが本屋大賞予想はずしましたー\(^o^)/
残念ー!

瀬尾まいこ『そして、バトンが渡された』が大賞でした!
温かい気持ちになる素敵な作品です!
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さて、今回は少し時間を巻き戻しまして、日曜日のビジネス読書会の振り返りを!

ハワイでたらふくジャンクなもの食べたのに、ジャンクなサンドイッチを選んでしまった……笑。

今回の課題図書は元シャネルCEOのモーリーン・シケ『Beyond the label』でした。

サブタイトルにもありますが、本書は著者が自身のキャリアを通して学んだ「”こうあるべき”に囚われない生き方」を振り返ってまとめた一冊で、ビジネス書というよりも自己啓発的な色を強く感じました。

しかも、文学部出身のわたしと思わぬ共通点があり、少ーーーーーしだけ親近感を持って読むことができました!

著者のキャリアは大手化粧品会社のロレアルから始まり、大手アパレルのGAP、GAPの系列ブランドのオールドネイビー立ち上げに携わり、バナナ・リパブリックの社長を経てシャネルのCEOへ転進します。

ロレアルではマーケティング、GAPでは商品企画・仕入れ担当として活躍しますが、ブランド立ち上げを経験したことによりリーダーとしてのキャリアを積み重ねていきます。

ユダヤ系アメリカ人の著者がシャネルのCEOになったきっかけは、ちいさい頃にフランスに魅了され、強く憧れたことからでした。

フランス美術・建築物の美しさやチーズの美味しさに魅了され、フランスに語学留学した際にはフランス人ルームメイトの型にとらわれない奔放な生き方に圧倒されながらも強く惹かれます。

著者はアメリカの名門大学・イエール大学出身。大学では文学を専攻しフランス哲学者の”脱構築主義”やヌーヴェルヴァーグ(「新しい波」という意味の、型破りなものづくりのムーブメント)の映画に傾倒し、”型にはまらない生き方”を突き詰めるようになります。

学生時代から著者は将来はパリで働きフランス人のような確固としたスタイルを持った生き方をしたい!と思いますが現実はそう上手くいかず、とは言え数々のご縁がつながりロレアルへ入社することができたのでした。

その後の目覚ましい活躍はダイジェスト的に語られますが、振り返る言葉の合間にメンター・上司からのスパルタ指導、著者自身の努力、そして常に既存の「型」に疑問を持つ著者の「脱構築的思考」が伺え、試行錯誤とスクラップアンドビルドを積み重ねてきた著者の並々ならぬエネルギーを感じることができます。

著者の脱構築的な生き方は、創造的でめちゃくちゃパワフルな生き方です。「型」に沿わないなら諦めようという思考にならず、じゃあどうすれば諦めずにすむのか?ということをひたすら突き詰めていくからです。

著者は脱構築的な生き方をすればするほど周りからの「こうあるべき」という型に敏感になり、その都度自分が強烈に惹かれたフランスの情景やフランス人ルームメイトを思い出し、勇気を出して突き進んでいきます。

彼女の生き方を一言で表すなら、
超カッコいい。
この一言に尽きます。

彼女の生き方はシャネルCEOを退任してからも変わらず、いつまでも自分をアップデートし続ける姿が描かれていて、ずっとカッコいい彼女に大いに刺激を受けました。

彼女の生き方はこれからの時代、とくに女性により大事な生き方です。

いまや既存の「こうあるべき」という型を破りまくって新たなものがどんどん作られています。
勇気を持って、自分の信念と直感を信じて一歩踏み出せば、絶景に出会える可能性がどんどん高まっている今の時代こそ多くの人に読まれるべき一冊だと感じました。

本書を読み終わり、彼女の生き方に強く惹かれました。そして先陣切って「Beyond the Label」な生き方をしている彼女に背中を押してもらったような気持ちになり、生きるエネルギーをもらいました。

しかし、ひっっさびさに「脱構築」という言葉を使いました!!
ハイデガー、ジャック・デリダ、という人物名を聞いて胃がキリキリしていた大学時代が懐かしいです……卒業して7年経ちます……。

脱構築的生き方をビジネス書で読む日が来るとはまったく思いもしませんでした!!
自分が学んできたことがずいぶん後になって繋がるなんて、こんなことがあるんですね!
変な言い方ですが、学んできたことは無駄じゃなかったんだなぁ〜〜と改めて学生時代の学びを噛み締めた一冊にもなりました。

わたしも脱構築的生き方を実現していくぞ!とひそかに思った一冊でした。

フランス行きたい!!🇫🇷