ブログ、インスタ、Xなど
さまざまなSNSに手を出している
わたしにとって、タイトルだけでも
グサグサ刺さる一冊です。
このブログを始めたのは
10年ぐらい前。
当時は仕事が激務で
休日は寝て過ごすことが多く・・
仕事と寝るだけの生活が嫌で
趣味の読書を記録に残そう!と
はじめたのがきっかけです。
それからコツコツ読んでは
ブログを書いて、、
どんどん書き続けるうちに
やっぱり「多くの人に見られたい」気持ちが
ふつふつと湧いてきて
ライティングゼミに通ったり
バズりそう?な文章に変えたりして
あれこれと試行錯誤を
した時期がありました。
そして時は経ち、母になり。
自分はなんのインフルエンサーにも
なっていないのが現状です。
今の時代、半年で数万人とか
フォロワーさんを伸ばしている方が
たくさんいらっしゃる中で
数十人ぐらいしかみていないこのブログを
細々と続けているのって
ものすごい時代遅れ・・と
思う時もありますが😇
バズとか考えず
自分の思考日記としてつらつら書いて、
通りすがりの誰かに見ていただく場も
あっていいんじゃない〜?と
開き直ってきています。
あ、でも子どもが成長して
これママのブログじゃない?って
見つけられたら恥ずかしいので
(悪口とか書いてるわけじゃないけど・・)
しれっと顔出しやめました。
ということで
自分の人生にわりと身近な
「承認欲求」についての一冊を
読みました。
本書によると
承認欲求は人間の基本的な欲求で
「満たされるべきもの」と言われています。
(本書より引用)
人間の基本的な欲求は↑の
「マズローの欲求5段階説」
のピラミッド画像が有名です。
下の欲求が満たされることで
上位の欲求を感じるようになります。
たしかに、飢え死にしそうな時に
承認欲求は感じないはず。
承認欲求は上から2番目で、
他者からの承認→名声、社会的地位
自分に対する自信→成熟、自尊心などの
2種類があります。
承認欲求をひらたく言うと
「認められたい」という思いですが
この思いがあるからこそ誰もが
仕事や勉強を頑張ることができます。
極端な例ですが
アスリートは世間に、世界に
認められたいという思いで
日々過酷なトレーニングに励んでいます。
このように承認欲求は
誰もが持つものなので
否定したり悪いと思う必要はありません。
しかし問題なのは
自分に向き合うことをせずに
承認欲求を安易に満たそうと
することです。
・SNSで異性の存在を
匂わせずにいられない人
・仕事が忙しすぎて
寝る時間もないとアピールをする人
・SNSでお騒がせな動画を
投稿し炎上する人
彼らが煙たがられるのは
「すごいと言われたいんだな」と
過剰な承認欲求が透けて見えたり
安易な方法で認めてもらおうと
しているからです。
承認欲求が満たされ
充実している人は
そもそも匂わせなどしません。
匂わせる必要がないからです。
(むしろ妬まれないように
ひっそりと生きているのだとか)
本書ではつい匂わせてしまう人
=承認欲求に振り回される人の心理と
承認欲求の正体、そして
承認欲求への正しい向き合い方
について詳しく解説されています。
そもそもなんで
承認欲求があるのかというと、
わたしたちの自己イメージは
自分自身で作られるのではなく、
家族や友人など、近く関わる人が
自分に対して持つイメージによって
作られているからです。
そのため、好ましい自己イメージを
持つためには人から好ましいと
思われる必要があるため
わたしたちは人からどう見られるか
敏感になってしまうのです。
じゃあ、人からどう見られるか
気にしなければいい!と
承認欲求を捨てれば楽になるのでしょうか?
自由で個人主義な欧米と違って
調和を重んじる日本社会において、
ひとことで捨てよう!と言っても
そう簡単にはいきません。
大切なのは
承認欲求によって
自分に良い影響/悪い影響が
与えられていると
自覚的になることです。
承認欲求があるから
人の目を過剰に気にして
疲れてしまったり
自分を抑え込んで
ストレスが溜まったり
することもありますが、
承認欲求があるから
仕事でも勉強でも
がむしゃらに頑張ることができるんです。
上記のことに自覚的になるだけでも
承認欲求に振り回されることが
減りそうな気がしませんか?
そしてもう一つ大切なのが、
信頼のできる人と
本音で話せる関係性を作ることです。
誰か一人でも、自分のことを
心からわかってくれる人がいれば
承認欲求は満たされます。
もちろん、わかってもらうためには
自分をさらけ出す勇気が必要だし、
相手のことも全て受け止める器が必要です。
そして自分をわかってもらうためには
まず自分から相手をわかろうと
することが大切だと著者は言います。
人の目にうつる自分ばかり見ていないで
相手そのものに興味を持ち、
率直に話せる信頼関係を築くことができれば
そこで承認欲求が満たされるから
たしかにSNSで満たそうとしたり
人の目を過剰に気にしたりといった
ことは減っていくかもなぁと
うなずきました。
だから「愛と所属の欲求」の上に
承認欲求があるのでしょうね。
ですがこの「愛と所属の欲求」が
満たされずに苦しんでいる人も
多いと著者はいいます・・
そこにも試練があったんかい・・
ちょっと長くなってしまったので
自分にとっての学びをまとめると
・承認欲求は悪じゃない、
成長の原動力にもなる
・承認欲求が良い方向に働くことも
悪い方向に働くこともある
→それを見極める鍵となるのは
「安易に満たそうとする衝動的な思い」
・本来、承認欲求を満たすための努力は
コツコツ地道に築き上げるもの
・自分を素直に出せる関係性が築ければ
他者からの評価への過剰反応は軽減される
→わかってもらう前に、
自分がわかろうとする
こうして箇条書きにするだけでも
自分のなかにある承認欲求の炎が
少しずつちいさくなっていってるような
気がします。🔥笑
いい年してまだまだ
承認欲求をひきずってるよ、、とか
思うことがしばしばありましたが
承認欲求は満たされるべきもので
成長の原動力にもなる大切な欲求で
否定したり悪としたりするものではないと
本書でわかって救われた気持ちになりました。
自分の素を出せる関係性といえば
夫や家族。
家族(母)に対しては素だけど
仕事のこととか子育てについて
本音で話すような感じじゃないから
やっぱり夫でしょうか。
夫とはなんでも話せてると
思っていますが、
承認欲求を感じたり
なんか満たされないときは
夫との会話が足りていない
のかも・・しれません🤔
たしかに承認欲求を
感じるときは、出張で
夫が不在のときが多いかも。
承認欲求に振り回されるのではなく
承認欲求を受け入れて、
うまく承認欲求を活かすために
とても学びになった一冊でした!












