こんばんは!
ふたたび更新が空きました。

先週の土日は関西へ!

コーチング講座でご一緒した方が居酒屋をやっていて、
遊びに行ってきました。

なりゆきでお店のお客様にコーチングをすることになり、超びっくり!笑

けっこう酔っぱらってますがいいんでしょうか…(おい)と思いつつ
簡単にお話をお伺いしました。

ちょっとしかお話ししていませんが、「スッキリした!」と言ってくださいました。

ホッと安心した表情を見てわたしの顔もゆるみ、その後お酒がさらに進んだとか…笑。
とても良い経験になりました。


ありがとうございました~(^^)/

そして日曜日は神戸に住んでいる友達のおうちにおじゃま。
来年3月のコーチングサービス化に向けて、モニターをやっていただきました。

友達にはがっつりコーチング。
終了後、とてもスッキリした顔をしていて、ふたたび顔がゆるみました。

コーチングの威力を感じるとともに、
自分のコーチとしての能力をもっと上げるぞ!!と
さらなるやる気に燃えた週末になりました。


というわけで
今日の読書感想文は行き帰りの新幹線内で読み終わった一冊です。
(祝杯(?)とともに笑)

ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。

今年の本屋大賞ノンフィクション本大賞に選ばれた作品です。

本書はイギリスのブライトンという街で、アイルランド人の夫と中学生になる息子と暮らす著者の日常が綴られています。

著者はブライトンの「底辺託児所」(と自称する)で保育士の仕事をしていて、貧困、家庭の問題、人種、文化、すべてがごちゃ混ぜになったカオスな空間で保育士としての職務に日々奮闘しています。  

息子はカトリック系の高貴で平和な小学校から「元・底辺中学校」(と自称する…苦笑)へ進学し、思春期と“多様性”を感じる日々に戸惑いながら成長する様が描かれます。

イギリスは貧富の差が激しく移民も多いため、本書では著者と息子がダイナミックに“多様性”を感じる日々が描かれています。

さらに、いまのイギリスはEU離脱問題で世論が混迷している時期でもあり、緊縮財政で生活に困窮する人々も続出していたため、言葉ひとつ間違うと大きな「地雷」を踏んでしまいかねないデリケートな環境に、著者も息子も悩みながら日々を過ごすのです…。

タイトルの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」は、著者の息子のノートのはし書きを著者が拝借したもの。

「イエロー」は日本人の母から受け継いだものを指し、「ホワイト」はアイルランド人の父から受け継いだものを指します。

「ちょっとブルー」という言葉にはいろんな感情が込められているのだろうな、と読み取って胸が痛みました。

「イエロー」とも「ホワイト」とも言い切れない息子が、見た目だけで差別されたときの驚き、悲しみ、怒り、反発、戸惑い…。

このような気持ちが込められて「ブルー(憂鬱)」という言葉に集約されたのかな…と想像してしまいます。

とはいえ、彼は幾多の“多様性”の波を浴びながらもたくましく育ちます。

カトリックの小学校で培った品の良さと、オープンな雰囲気で“多様性”の教育にも熱心な「元・底辺中学校」での生活を経て、
彼は「誰かの靴を履いてみて」(相手の立場になってみること)、わからないことは母に聞いて、そして自分の頭で考えて、自分なりの意見や行動をあらわします。

差別発言をする同級生をたしなめたり、仲間はずれにされている同級生を守ったり、貧しい家庭の同級生にこっそり制服をあげたり、ときには自分のアイデンティティに悩んで知恵熱を出したり…。

イギリスの教育の良いところを吸収しているからか、彼の意見や行動はとてもクールで、ハッとさせられることばかり。

「いろいろあるのが当たり前だから」(170頁)
「僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。……罰するのが好きなんだ」(196頁)
「いや、グリーンって、もちろん『環境問題』とか『嫉妬』とかいう意味もあるけど、『未熟』とか『経験が足りない』とかいう意味もあるでしょ。僕はいま、そのカラーなんだと思う」(252頁)

まじめで、素直で、自覚的で。
なんてカッコいいんだろう。
ひとまわり以上年上のわたしの方が「グリーン」だよ、と思いながら彼に感服したのでした。

たくましく成長する彼の姿を見て胸打たれるのは、母である著者だけではありません…。

本書を読んで感じたのは、日本でしか暮らしたことのないわたしは“多様性”を感じるにはなまぬるい環境にいるのだな…ということ。

めちゃくちゃハードな“多様性”の荒波に放り込まれても自分の泳ぎ方をみつけ、スマートに泳ぐ彼の姿(彼は本当に水泳が得意)が目に焼き付いて離れません。

いまの時代、ほんとうに「やわらかい考え方」が重要なのだと強く感じます。
何かに凝り固まらず、とらわれず、進化し続けて生きていきたいと改めて思った一冊でした。


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