めっちゃ寒くなってますがみなさん大丈夫ですか?
ぼくはひさびさに少し体調を崩しかけました(;´ω`)
来週は少し暖かくなるということですが、体調管理はきっちりしましょうね。


少し時間が経ってしまいましたが、大晦日のガキ使で、
浜ちゃんのエディ・マーフィー(黒塗り)が黒人差別だと批判されたり
ベッキーへのタイキックが女性への暴力肯定とか非難する声があったことは
みなさんももうご存知かと思いますが、これらについてぼくの見解を少し書きたいと思います。

浜ちゃん“黒塗りメーク”で日本の鈍感さ露呈
年末「ガキ使」やっぱり笑ってはいけなかった

2018.1.10



やはり、笑ってはいけなかったか。昨年大みそかに放送された日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の特番が世界中で物議を醸している。ダウンタウン、浜田雅功(54)の黒塗りメークが“人種差別”だと批判にさらされているのだ。

 番組では、浜田が映画「ビバリーヒルズ・コップ」に出演時の米俳優、エディ・マーフィ(56)をまねて、顔を黒塗りにして登場し、笑いを誘った。この様子は6日に放送された「完全版」でも放映された。

 黒塗りメークへの批判は、日本に住む外国人を中心に、年明け直後からあがっていた。こうした批判を受けて、海外メディアも取り上げる事態になっている。

 BBCは4日、「人種差別や文化的配慮が足りないとの非難が相次いでいる」とした上で、米国出身の黒人作家兼コラムニストで日本在住13年のバイエ・マクニール氏のツイッターを取り上げた。マクニール氏は「黒人だというのは、オチや小道具じゃないんだ」と主張している。

 ニューヨーク・タイムズも5日付で「日本のコメディアンが人気のテレビ番組でブラックフェースを披露し、批判にさらされている」と報じた。

 米国や欧州では、白人が顔を黒く塗る“ブラックフェース”で黒人のまねをした「ミンストレル・ショー」が1800年代に人気を集めたが、人種差別を助長するとして現在では衰退している。

 過去には、ANAのCMでお笑いタレントが金髪のかつらと、付け鼻で西洋人を表現したことがあり物議を醸している。

 「日本のバラエティー番組は瞬発的な笑いを求める傾向が強いので、どうしても見た目で笑いを取る“出オチ”で勝負するケースが多い。今回もアメリカンポリスがテーマだったので、『ビバリーヒルズ・コップ』のエディ・マーフィに扮するというネタを出してきましたが、出オチにしているということで、黒人への差別という批判があがることは仕方がない。こうした問題に対して、テレビ業界に限らず日本の鈍感さが浮かび上がった形だ」と放送関係者。

引用元:https://www.zakzak.co.jp/ent/news/180110/ent1801104976-n1.html


まず黒塗りについては、単純に「エディマーフィーの扮装をしただけ」で、
バカにするような描写もなかったのに過剰反応すぎやしないかと思いました。

スポーツの場などで欧米人が目尻を引っ張る仕草で細目アピールをするのが
黄色人種への差別行為だとたまに問題になりますが
(韓国人が日本人を馬鹿にするためにもやりますね。同じ黄色人種なのに(笑))、
そういった行動とは明らかに意図が異なります。


このブラジル人選手は1500ドルの罰金を受けました

浜ちゃんが風貌のまるで異なるエディ・マーフィーに扮したという
ギャップから生まれるおもしろさです。
「丸焦げやねん」とか
「好きで頭チリチリちゃうわ」

とか黒人の特徴を強調して笑いを取ったのなら批判もやむなしかもしれませんが、
ただの扮装ですからね。
べつにそれ以上の意味もないと思うので白人でもよかったという笑いだと思うのですが、
コメディなアメリカンポリス代表格というわかりやすさから
エディ・マーフィーを選んだろうという程度のことだと思います。

これが白人だったらおそらくほとんど批判も起きなかったろうに、
黒人だとこういうことになるというのは
逆に差別意識の表れなんじゃないかと思うんですが。

差別なんてまったくしていないからこそ、純粋にお笑いを追求した表れだと。


いつもフラットで納得できることを言ってくれるから
ぼくはフィフィには一目置いてますが、彼女はこんなツイートをしてました。



ホントこれですね。

「障害者がかわいそうだろ!」と、
必要以上に障害者を守ろうとする人たちと同じ気がします。

「そういう言動こそが傷つく」と言ってる障害者も多いのに。


……ま、黒人については迫害の歴史を含めてデリケートな面が多分にあるので、
そういった理屈では語れないということもわかりますけどね
(日本のお笑いを含めて文化をよく知ってるデーブ・スペクターも注意してましたし)

ぼくもまったくそのつもりはないですが、
こういった論調の記事すらも差別と言われるかもしれませんし……。



そしてベッキーの件ですが。

なんかこれについては、「国連主導の世界的な潮流や憲法に逆行してる」とか、
大きすぎる話まで持ち出してる記事も見かけましたが……
(この記事は「「不倫への私刑」、おぞましい暴力の正当化」とまで言っています)

コメディ(バラエティ)ってそんなに高尚なものなんですかね?

あくまでも娯楽なんだし、堅苦しいものとは対極にあるものだと思ってます。
風刺や下ネタとかは古くからある定番の題材だったりするように、
ちょっと下衆なのがいいんじゃないかと思うんですが。

もちろん犯罪を助長するとか、度を越すものはダメでしょう。
そして「女性への暴力」という観点から見るとそれには変わりがないので
この場面だけを見れば
このベッキーへのタイキックを非難するのもわからないでもないです。


いちおうベッキーのときに蹴るのは女性選手になってましたけどね

でも全体を通して見た場合、はたして女性への暴力を肯定してるんでしょうか?

何事も100%はないと思いますし、絵面的に若い女性がキックを受けるというのは
わりとかなりのインパクトありますからね。
そういう刺激の強い映像は苦手という方も一定数いるのは当たり前ですし
否定的な見方をする方がいるのは当然だと思います。


……でもこれは、ガキ使でずっとやってきたケツバットの罰ゲームから
連綿と受け継がれてきたお笑いの流れがあるうえでのことなんですよね。
そのベースには長きに渡る日本のお笑い文化もありますし。

そういったことがわからない人や、好きではない人から見れば
ベッキーがタイキックを受け悶える場面だけを見て、
そしてそれが不倫をした禊だったという報道を併せて見れば
不倫の禊⇒タイキックで制裁
と直結し、「ひどい!」となるんです。

日本のお笑いやダウンタウン、そしてガキ使のいろんなお約束やノリがわからなければ
簡単に意見できることではない気がします。


また、当のベッキー本人が傷ついたりしてればやりすぎとも思いますが、
上の記事にあるようにベッキーは感謝してるわけですよ。

2018.1.7 10:54
ベッキー、“タイキック”されたガキ使逆ドッキリ
「本当にありがたかった」



 タレント、ベッキー(33)が6日深夜放送のJFN系ラジオ「ミッドナイト・ダイバーシティー~正気のSaturday Night」(日曜0・0)に生出演。昨年の大みそかに放送された日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」(後6・30)について振り返った。


 ベッキーは「年末年始といえば、年末ですね。ガキ使の『笑ってはいけない』。放送されましたけど、年末のバラエティー番組といえば代表格が『笑ってはいけない』じゃないですか。なので、バラエティータレントの私個人としては出演させてもらえてうれしかったな、と思います。あと、仕掛け人として出ていったんですけど、そんな私が逆ドッキリされるっていうのもね。タレントとして本当にありがたかったなと思っています」と、出演について感謝を述べた。

 ベッキーは、ダウンタウンらを笑わせる刺客として『笑ってはいけない』に登場。ココリコの田中直樹(46)に“タイキック”をお見舞いするための仕掛け人だったが、逆ドッキリが仕掛けられ、自身の不倫騒動をネタに「ベッキー禊ぎのタイキック」として女性選手から“タイキック”の洗礼を浴びていた。

引用元:http://www.sanspo.com/geino/news/20180107/geo18010710540013-n1.html


ベッキーが抗議や訴訟をするということを言ってるなら問題ですが、
感謝してるのであればもうお笑い番組として成立なんです。

一般社会ではありえないかもしれませんけどね。

でもそれが日本の芸能界であり、特殊な世界ですから。
一般社会や世界の常識では推し量れない面もあるんです。
たくさんおかしいと感じる常識も多いですしね。

ぼくはそれなりにお笑いも見てきたし、ダウンタウンも好きですし。
ベッキーもいままでの言動を見て来てるのもあるで、
「マジでやるのか」と思いつつも素直に楽しんで観てましたよ。
もちろんこれが不倫への私刑だなんて微塵も思わなかったですし。

天丼になってるタイキックを、
想像を見える意表をついたアレンジをすることで
さらなる笑いへ昇華させるテクニックだと思いました。

テクニックを語れるほど詳しくはないですけど(笑)


「嫌がるベッキーを無理矢理晒して、タイキックの暴力。
 そしてそれを笑いながら見ているダウンタウン。最低です」


なんてツイートがあったと取り上げてる記事もありましたが、
嫌がらなかったら笑いは成立しないわけですからね。
毎年やられることはほとんどわかりきってるのに、
田中はいつも嫌がるじゃないですか(笑)
ひさびさに蹴られた浜ちゃんや松ちゃんも、もれなく嫌がってましたしね。

こういうことを書くのは、日本のお笑いより海外のお笑いが好きだったり、
日本のお笑いがそんなに好きではない人なんだと思います。



……しかしまぁ、この流れってあれに似てると思いました。

AKBの峯岸みなみが坊主になったことを世界中が非難した件です。


あれにしたって、
「お年寄りの女の子に恋愛させないなんてファンはどうかしてる!」
「アイドルだからって、女の子も恋愛する権利はある!」

とかいっせいに非難されたわけですが、
べつにファンがそんなことを強要してるわけではないんですしね。

非難するとしたらプロデューサーの秋元康でしょうけど、
当の本人は「禁止したことなんかない」としらばっくれるだけですし。

そして、その行動も別に指示されたわけでもなく、
ファン離れを避けたかったり謝罪の意を示す効果が高いと判断し
坊主という道を選んだのは峯岸みなみ自身だったわけですし。
しかもそれすらも高い計算のもとにあったかもしれないですしね(本人のみぞ知る)

日本のアイドル文化も知らないのに、
「若い女性が坊主」というインパクトだけで非難が殺到したわけです。


……しかしまぁ、なにかあったらクレームばかりで
めんどくさい時代になりましたよねー( ̄Д ̄)
20年前だったら即終了してる番組はゴロゴロありましたよ(笑)

それらに忖度するほどつまらない番組にしかならなくなるので、
これ以上そういう風潮が強まることはないように祈りたいところです。


最後に。

ここに書いたことはあくまでもぼくの主観であり、
「こう考えるのはおかしい!」というものではありません。
が、これらの内容を不快に感じられた方がいらっしゃいましたら謝罪いたします。



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