DARK MOOR GATES OF OBLIVION

 

2002年リリース 2作目

スパニッシュパワーメタル

 

 曲リスト

  1. In the Heart of Stone
  2. A New World
  3. The Gates Of Oblivion
  4. Nevermore
  5. Starsmaker (Elbereth)
  6. Mist In The Twilight
  7. By The Strange Path Of Destiny
  8. The Night Of The Age
  9. Your Symphony
  10. The Citadel Of The Light
  11. A Truth For Me
  12. Dies Irae (Amadeus)
  13. Mystery Of Goddess (JAPANEASE BONUS TRACK)

ドラマティック&メロディックなメタル・ワールド!

 

スペインのメロスピ・パワーメタルバンドの2作目にして前作に匹敵する傑作名盤。

プロデューサーはイタリアのパワーメタルバンド『LABYRINTH』でも知られるルイージ・ステファニーを起用。

アルバムジャケットは前作同様、『BLIND GUARDIAN』や『HAMMERFALL』などのジャケットを手掛けたアンドレアス・マーシャルが担当。

今作は前作と比べ曲の雰囲気が明るくなっている。

豪華絢爛なキーボードサウンド、荘厳なコーラス、クラシカルな要素などは健在だ。

1曲目「In the Heart of Stone」はイスラム圏の女性蔑視問題をテーマにした曲。

メロディアスで勇壮な曲だ。

2曲目「A New World」はコロンブスのアメリカ大陸発見をテーマにした疾走曲。

タイトル曲の「The Gates Of Oblivion」は1分38秒のインストゥルメンタルだ。

ストリングスやハープなどの音がクラシカルで重厚な雰囲気を醸し出している。

4曲目「Nevermore」は幻想的な雰囲気のミドルテンポ曲。

歌詞はエドガー・アランポーにインスパイアを受けた歌詞になっている。

5曲目「Starsmaker (Elbereth)」はアコースティックギターとハープの静かな演奏から始まるドラマティックな疾走曲だ。

前作同様、J・R・Rトールキンの作品からインスパイアを得ている曲だ。

6曲目「Mist In The Twilight」は50秒のインスト。

クラシカルな演奏が壮大で優雅な雰囲気を醸し出す。

8曲目「The Night Of The Age」はストリングスが目立つ疾走メロスピ曲だ。

人類の経験を記憶に届めておくことをテーマにしている。

9曲目「Your Symphony」はアコギと笛の演奏から始まる落ち着いた雰囲気のバラードだ。

エリサ(Vo)の綺麗な歌声を堪能できる。

10曲目「The Citadel Of The Light」は1分11秒のインスト。

ハープや管楽器が幻想的で勇士な音色を奏でている。

11曲目「A Truth For Me」は2曲目、8曲目同様メロスピファンなら絶対気に入る疾走メロスピ曲だ。

12曲目「Dies Irae (Amadeus)」はモーツァルトをモチーフにした11分10秒の大作だ。

タイトル通りモーツァルトの「レクイエム」から「怒りの日」を引用している。

曲の展開が良くできており、聴き手を飽きさせない構成になっており素晴らしい。

13曲目の「Mystery Of Goddess」は日本盤ボーナストラック。

ピアノの寂しげな演奏から始まるミドルテンポ曲で哀愁を感じる。

今作と前作はメロスピ好きは必聴のアルバムだ。

今作でエリサは脱退し、次回作からヴォーカルはアルフレッド・ロメロに変更。

音楽性もメロスピからメロパワ寄りになっていく。

 

好きな曲ベスト3

In the Heart of Stone

A New World

The Night Of The Age