LEATHERWOLF LEATHERWOLF
1987年リリース 2作目
邦題「メタル・コーリング」
USパワーメタル
曲リスト
- Rise Or Fall
- The Calling
- Share A Dream
- Cry Out
- Gypsies And Thieves
- Bad Moon Rising
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Princess Of Love
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Magical Eyes
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Rule The Night
トリプル・リード・ギターで人気を集めた米西海岸へビィ・メタル・バンドのセカンド・アルバムにしてメジャー第1弾アルバム。
サクソン、Y&T、キール他を手掛けたケヴィン・ビーミッシュのプロデュース。
アメリカ・カルフォルニア州・オレンジ郡出身のアメリカンパワーメタルバンドの2作目にして代表作。
アメリカのHMといえばスラッシュ系、グルーヴ系、モダンヘヴィネス系、ニューメタル系など暴力的なサウンドを鳴らすバンドが有名だろう。
それらに比べると今回紹介する『LEATHERWOLF』を含め『METAL CHURCH』『VICIOUS RUMORS』『RIOT』などのパワーメタル系のバンドは知名度が低い部類に入るだろう。
USパワーメタルには正統派HMとスラッシュメタルの中間のサウンドを鳴らす『ICED EARTH』『METAL CHURCH』タイプや欧州的なメロディを鳴らす『RIOT』タイプに分かれる。
『LEATHERWOLF』は後者のタイプだ。
1曲目の「Rise Or Fall」はシンセサイザーの音で幕を開け、アコースティックギターの物静かな演奏、ジャジャジャンという荘厳な導入から始まるミドルテンポ曲だ。
哀愁漂うメロディーとサビの分厚いコーラスが荘厳で実にかっこいい。
シングルカットされMVも作られた「The Calling」はこのバンドの代表曲だ。
1曲目同様、哀愁漂うミドルテンポ曲でLAメタルっぽさも感じる。
サビのコーラスがキャッチャーでライヴで盛り上がること間違いなしだ。
3曲目「Share A Dream」はドラマティックで壮大なバラードだ。
6曲目「Bad Moon Rising」はアメリカのロックバンド『CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL』の3作目「GREEN RIVER」からのカバーだ。
原曲よりも疾走感と勢いが増したアレンジになっている。
8曲目「Magical Eyes」と9曲目の「Rule The Night」は哀愁漂うメロディアスな疾走曲だ。
今作は正統派HMの傑作名盤として名高い作品だ。
正統派HMファン、USパワーメタルファンは聴くべし。
好きな曲ベスト3
Rise Or Fall
The Calling
Magical Eyes