IRON SAVIOR CONDITION RED
2002年リリース 4作目
ジャーマンメタル
曲リスト
- Titans of Our Time
- Protector
- Ironbound
- Condition Red
- Warrior
- Mindfeeder
- Walls of Fire
- Tales of the Bold
- I Will Be There
- No Heroes
- Paradise
- Thunderbird
- Crazy
- Living After Midnight(Bonus Track For Japan)
『HELLOWEEN』『GAMMA RAY』のカイ・ハンセンとその盟友ピート・シールクが立ち上げたプロジェクトの4作目にして傑作名盤かつ最高傑作とされている。
前作でカイが脱退したがこのバンドの本来の中心人物はピートなので問題なし。
サウンドは『HELLOWEEN』ぽさもあるがどちらかというと『JUDAS PRIEST』要素の方が多いジャーマンメタルだ。(Gt,Vo)のピートも無骨な声をしてるので『Sonata Arctica』や『ANGRA』のようなメタルが好きな人には向いていないと思う。
曲は11曲目以外ピートが作曲している。
このバンドはSFを題材にすることが多く今作もSWのようなSFストーリーになっているが説明が面倒なので気になる人は日本盤を購入して欲しい。
今作は今までの作品と比べ勢いが増し、熱いジャーマン・へヴィ・メタルアルバムとなっている。全曲熱いが特に1曲目「Titans of Our Time」はこのアルバムの代表曲だろう。
2曲目「Protector」は『GRAVE DIGGER』ぽさのある覚えやすいメロディが交錯する曲。
3曲目「Ironbound」はプリーストぽさがあるサビのコーラスがキャッチャーな曲だ。
タイトル・トラックの「Condition Red」は『GAMMA RAY』に通ずる伝統的なジャーマンパワーメタルソングである。
4曲目「Warrior」はプリースト、『MANOWAR』のエッセンスを感じるミディアムテンポ曲だ。
8曲目「Tales of the Bold」は1曲目同様メロディックでハードなスピードチューンだ。
10曲目「No Heroes」は(Gt)のヨアキムが作曲した軽快なミディアムテンポ曲だ。
12曲目は「Thunderbird」という番組を題材にした曲で7分あるドラマティックな大作だ。
13曲目の「Crazy」はUK出身のソウルミュージシャン『SEAL』の1991年にヒットした曲のカバーだ。今作の欧州盤ではボーナストラック扱いだが日本盤は本編扱いになっている。うまくメタルカバーされている。
14曲目「Living After Midnight」は『JUDAS PRIEST』の「BRITISH STEEL」収録のカバー曲だ。原曲に比べテンポが速くなっており明るい雰囲気も増していると思う。
『JUDAS PRIEST』『ACCEPT』『GRAVE DIGGER』『PRIMAL FEAR』などのメタルが好きな人にオススメなこのバンドの代表アルバムにして最高傑作です。
好きな曲ベスト3
Titans of Our Time
Protector
Tales of the Bold