学生会館に暮らす学生たちに向けてキャリアセミナーを始めたのは、2011年。
「リーマンショック以降、就職活動がうまくいかない学生たちが多くいる中、彼らの学生生活をサポートする立場として、就職につながるような"最後のお世話"ができないかと考えたのかきっかけです」と山本さん。
ただし、「採用に直結するようなイベントにはしたくなかった」とのこと。
なぜなら「出身地も学校も学年も夢もバラバラな学生たちが集まり、さらに寮長・寮母という人生の先輩もいる学生会館での暮らしを通じて、人生にはさまざまな選択肢があることを知ってほしい」という想いもあったから。
そうしてスタートしたのが、「ドーミー倶楽部」というイベントプログラム。
目上の人に対するコミュニケーションをはじめ、社会に出てから必ず体験するであろうことを学生のうちに経験して、来るべき社会人生活を楽しむためのステップアップにすることが目的だとか。
こういった取り組みに沢山参加して、経験値を稼ぐのはとても大事なことじゃないでしょうか。
就職したてはもちろん、どうすればいいかなんてわからないものですし、事前に雰囲気だけでも…っていうのは重要ですね。
以上、村上豊彦でした。