先日沖縄で、ダイビングのインストラクターが、オニヒトデを退治しようと石で潰した時に、うっかり触ってしまい死亡しました。




沖縄徒然記

このオニヒトデの写真は、私がチービシで撮影しました。

見るからに毒々しいトゲだらけで、決して触ろうという気が起こりません。


もしこのインストラクターが退治しようと石でつぶしたりしなければ、または毒針を通さない手袋をしていたら、このような事故は起きなかったのかもしれません。


オニヒトデはサンゴを食べるので、サンゴがある海では普通によく見かけます。

上の写真のサンゴは、オニヒトデに食べられた為に白くなっています。

遭遇率は、以前紹介したオニダルマオコゼ の比ではありません。


オニヒトデが大発生すると、サンゴが全滅してしまうので、沖縄では毎年何十万匹も駆除しています。


私の知人も駆除作業中に刺されたことがあります。

その人は命に別状ありませんでしたが、刺された瞬間に激痛が走り、完治するまでに何週間もかかったそうです。

このような事故が起こった以上、もう一度駆除するにあたっての安全対策を考え直す必要があると思います。


オニヒトデも他の生き物と同様に、サンゴ礁にとって必要な生き物で、オニヒトデの子供はサンゴのエサにもなっています。

大発生の原因は人間によるものです。

オニヒトデは悪くありません。

大発生していなければ駆除する必要はありません。


海でオニヒトデを見つけても、むやみに駆除しようとしないでください。

オニヒトデは絶対に自ら人を襲いません。

触らなければ100%安全です。


これから夏に向かい、沖縄では海で遊ぶ機会が多くなります。

もう二度とこのような事故が起きませんように。



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