ノートニスモ ピロ化の弊害(E12改) | モータースポーツ室日記2024

ここ数年

サーキットで メキメキタイムが

上がっている 日産車の中の 1台

それが この ノートニスモです

(マーチニスモも同様です)

そんな ノートニスモの

チューニングの 弊害事例を

アップしてみたいと 思います

これみなさん

どこだか 分かります?

エンジンルームを 下から見た写真で

何かが 折れてるのが

分かりますでしょうか?

これは

右フロントドライブシャフトです

その原因となっているのが

ロアアームに 取り付けられた

ボールジョイント部の 破損

見たそのままですが

ちぎれてます

ここが 外れてしまうと 

どうなるかというと

右のタイヤが 固定不可となって

こうして 暴れまくります

タイヤ 前後方向は

かろうじて

こうした フェンダー部が あるんで

前に 転がってっちゃうとか

そんな 風にはなりませんが

バンパーまで 破損します

これだけでも

相当な 問題なんですが

固定できない タイヤが 暴れる事で

ドライブシャフトも 大きく振られる形に

結果

こうして

ドライブシャフトが 折れたワケです

こうなってしまった 原因は

サーキット走行での

負荷が 原因とか

そんなんじゃーありません

こうした サスペンション部品を

ピロ化した 事が 原因で

ちぎれています

まー

100歩ゆずって

ちぎれてしまう位なんだから

そこに 剛性があれば

速く走れるという

証明でもあると

言えなくもないとは 思いますが

そういうのであれば

インストール後の メンテナンスは

それに 準じたものでなくては

いけないんじゃないかと 思いますね

こんなパーツ入れてんだったら

毎年交換でも 良いんじゃないかと

この現状を 見たら おもいますよ

例えば

足回りに 最初から

ピロが入ってる

スポーツカーなんて

珍しくなんか ありません

ただし

サスの全部では ありません

一部 ピロ化されている

足回りパーツが あって

そうした 部位は

痛みが 早いために

点検整備の 必要性が

言われるワケなんですよ

リフレッシュ点検を 受けた

スカイラインGTRの 人なんかには

直接現車を 見ながら 説明しますが

手が入ってない クルマは

5台中 3台位は

そうした箇所に ガタが出てます

R35GTRには

年に一度の GTR特別点検が

指定されていますが

当然 そうした部位の 点検をしています

基本的に

サーキット走行を している

ノートニスモ(マーチニスモも)は

こうした パーツの 痛みは 早いので

純正ブッシュのモノであれば

3年から 5年で 交換した方が良いです

交換してみれば 分かりますが

別に ピロに しなくっても

純正新品部品で

良くなったことが 体感できます

ピロ化 すれば

応力や 振動は

他の部位に 移ったりもしますので

そうしたクルマは

必ず 定期的な 点検というのは

受けておいた方が 良いですよ

 

ちなみに

 

これに 懲りたオーナーさんは

純正部品に 戻しました