KNU カレン民族同盟 が軍事政権と停戦合意 | 社会の窓

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思いついたこと、よく分からなくてトモダチに聞きたいこと、日々の近況など書き留めておいています。

KNU カレン民族同盟 が軍事政権と停戦合意したニュースを聞いた。ぼくはカレンの中で停戦派の立場をとっていたので、この変化を前進と受け止めている。停戦で、もっとも緊急かつ重要なのは住民の安全である。日本のマスメディアは停戦の次は二言目には投資の可能性を示唆するが。日本の報道、インターネット、大衆の関心は金銭とエログロ以外には極めて関心が薄いが。これまで日本政府の同盟軍であるミャンマー軍事政権軍の襲撃に常におびえて生活していた400万人以上のカレン族をはじめ、のべ1千万人以上の少数民族の人びとが。7千万人以上のビルマ連邦の国民すべてが、生命をおびやかす、暴力、襲撃、略奪から救われるかいなかの重要な岐路である。

軍事政権をサポートしていた最大の支援国家は日本である。次が中国、その次が漁夫の利をねらうタイ王国である。その点で日本と日本人はこの停戦の当事者でもある。同盟軍であるミャンマー軍事政権軍がこれまでの交戦国であるカレン民族同盟と停戦したのであるから。日本人と日本政府はこの停戦後の和平維持に果たすべき役割が多くあるはずである。投資の前に。金銭の問題からいえば賠償も重要だろう。まずは住民が死と隣り合わせの生活がこれ以上続かないようにすることであろう。同盟軍にこれ以上の殺戮と略奪行為をこの停戦を期に厳に慎むように要求することはできることである。あとは日本政府が実行するかしないかだけの問題である。