皆様こんにちは。

無料相談への回答2回目です。

※シェアなしのご希望の方、個人レッスン等はアップしておりませんのでご了承ください。

 

さて本題、「何度注意しても直らない生徒さん」の回答です。


これは、音楽をやっていなくても、勉強で見間違い、勘違いが多いお子様にも役立つ内容だと思います。

 

 

今回具体的にお話しすると、「ファ」と「ラ」を間違える回数が多い、何度直しても間違える、と言うご相談でした。

 

これはよく言う「楽譜が読めない」と言う事で、別の音符でもよくある、基本的な間違いです。

 

しかし視点を変え、音楽療法的、脳的に見てみると、「目の認知が弱い」と言う事になります。

 

これは以前何度も行った「脳の講座」のL4の内容

「目と脳のつながりがうまくいっていない」

という事ですが、簡単にいうと

「通信回路が悪い」「整理ができない」になってきます。

 

もちろんその前に一般的な、

・練習ができてない

・よく見ていない

と言う事もあります。

 

今回はピアノの楽譜でのご相談でしたが、画像を見ながらさらに詳しくお話ししましょう。

 

 

今回のファとラを見間違える1年生A君。

 

これはなれもあり、ピアノが進み、年齢が上がってくると自然に直ってくることが普通です。

 

しかし練習不足や曲へのなれ以外に

「目の認知能力が低い」という場合が考えられます。「片付けられない人」等もそうです。

 

例えば文字では「あ」と「ぬ」を間違えるとか、「れ」と「ね」を間違えるや、鏡返しに書いてしまう、等は、脳が正確に目が映したものを捉えられない、違いを整理できないのです。

 

 

上の画像のように「ファ」と「ラ」以外に、右上下線の「ド」と「ミ」が分からない、へ音記号の「レ」と「ファ」が分からない、へ音記号の高い「レ」とト音記号の低い「シ」が
同じになる、等があります。
 
☆ポイント
それではどうすればよいか。
あまり注意しすぎると、自信がなくなりピアノ(音楽)嫌いになってしまいます。
 
そこで以下の方法で「あそび」のつもりで、やってみて下さい。
 
スケッチブックや100キンで売っているお絵描き帳、A4のコピー用紙など、なるべく大き目の真っ白な紙に、「自分で5線」を書かせて(ここが大事、
5線を目に認知させます)、その後「ファ」と「ラ」をその5選に描かせてみてください。

これは繰り返しましょう。トレーニングです。

「描かせ」と書いたのは「絵」として描いてほしいからです。ファは緑、ラはピンク等色を変えても良いです。
その時「ファ」をピアノで弾いてあげると、目と脳と耳と手(描く)がつながりより良いですね。
 
これは本当に「目」と「脳」をつなげる(認知する)訓練です。さらに「目で見たものを整理する能力」を高めるトレーニングです。
 
これ以外に5線の第2線だけ赤にする、とか第4線だけ緑にするなど、色鉛筆を駆使しして「絵」として、「目での認知を高める」と向上しやすいです。
 
6歳前後のお子さんの場合、大体毎週レッスンに来ている生徒さんなら、レッスン最初に2,3回これを描いて、10週ぐらい続ければ、大抵きちんと理解できる生徒さんが多かったです。

すぐできも、しばらく行なった方が効果大で、確実になります。
 
しかしこれも年齢にや成長の度合い、能力によって違ってきますが、発達障害を勉強して分かった事として、
 
・常に文字が揺れて見えている
・1つ飛ばしに文字が踊って(動いて)見えている
・斜めに文字がゆがんで見えている
・文字が重なって見えている
・色々な色で書いた場合、赤の文字だけ見えない
 
等々、文字で説明しましたが、まだまだ「見え方」に分かっていない事があり、本人は生れてから「それが普通」で来ているため、おかしいと気づか
ない事が多いです。
 
書けばちゃんと書ける文字が「読む時だけそうなる」というパターンもあり、文字を音符に変えると、ピアノ
レッスンでも「なるほど」と考えられます。
 
音符も2つ目だけ踊って見えたり、「ファ」の間と「ラ」の間が重なって見えているかもしれません。
 
それを「練習ができていないのでは?」や、昔なら「覚えが悪い」ととってしまうと、生徒さんの本質を見抜かずレッスンしてしまう事になります。
 
弾き出せば弾けるのに楽譜が読めない=目の認知能力が弱い(整理能力、先生と同じように見えていないかも)と言う事を知っていただけると、レッスンも変わってくると思います。
 
目の認知力、整理能力が上がると、「勉強の整理力」も上がり、理解力が上がるので成績も上がってきます。
 
年中や年長さんで「目の整理力」をレッスンでしっかりつけておいてあげると、1年生の勉強が楽になるでしょう。
 
私目線での回答ですが、お役に立てば幸いです。
 
 

 

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