しばらくはリラックスがテーマです。
不安解消、ストレス解消を行い、心の平和のために
リラックスしましょう。
今日はいつもと違い、最近NHKで放送された番組から
感じた事を、音楽として書いてみたいと思います。
少し変形した「癒し」になるので、いつもと
違うと思う方はスルーしてください。
でも音楽が好きな方、楽器をやっている方の
少しでも参考になれれば幸いです。
ブログに書きたくなった理由はNHKの2つの番組。それは、
1,5月26日放送
NHKスペシャル「魂のピアニスト逝く」 フジコ・ヘミング
2,7月26日放送
新プロジェクトX 「トットちゃんの学校」黒柳徹子
皆様はこの番組、ご覧になったでしょうか?
この2つの番組から音楽の重要性、私が考えていた
演奏方法(練習方法?)が間違いではなかった事を
痛感しました。
見逃した方は、先にリンクを貼っておいたので、
ぜひご覧ください。
NHKプラスからもご覧いただけます。
さて、1のフジコさんの番組ではその初頭、フジコさんが
「音楽は霊感で弾く」
「機械のように間違えずに正確に弾くだけでは面白くない」
とおっしゃいました。
本当にその通り。日本は「間違えずに弾く」という事を、
特に昭和の時代は重視しすぎで音楽教育を進めたと思いました。
これは後の徹子さんの話と繋がります。
フジコさんの言う霊感は、これは私の想像ですが、
・作曲家が何を感じてこの曲を作ったか推理すること。
・自分がその曲で何を感じるかを霊感で感じとる事。
と思いました。そしてそのためには
3,「どんな音が良いか」を感じて、その音を
出すために練習する事。
楽譜に書いてある事だけしか弾けなくては、
完璧に間違えずに弾けても、音色の数が
圧倒的に少なく、楽譜に弾かされてしまって
いる自分に気づかない。
自分が弾いているのと、楽譜に弾かされてしまって
いるのでは大違い。ここで感動のある演奏か、
上手に弾いただけの演奏かの違いが出るのだと
思います。
そして感動を呼ぶ演奏に人は癒されるのです。
脳は悩みで脳の同じ部分だけを使っていたり、
感動(これは音楽だけでなくても)しないと疲れ果て、
良い方を感じる脳細胞が壊れてしまうのです。
鬱がそのよい例です。
それではここでフジコさんに敬意を表して、
リストの「ラ・カンパネラ」をお聴きください。
あなたにはどんな風景が見えるでしょうか。
直感、霊感で感じてみて下さい。
深呼吸しましょう。
♪ラ・カンパネラ
そして次は2のトットちゃんこと、黒柳徹子さんのお話し。
トットちゃんが通った小学校「トモエ学園」の設立者は、
東京芸大を音楽で卒業された小林宗作先生。
リトミックを初めて日本に取り入れられ、自由と本人を
尊重した教育をされたそうです。
この「自由と本人を尊重した教育」と私流に書きましたが、
それまでの日本の教育は、絵でも書道でも音楽でもその他でも、
「先生の真似を厳正に正確に行う、先生の言うとおりにする、
が基本だった」と番組内でお話に出ます。(基本ではなく理念
だったかもしれません)
ここで昭和生まれの私は、「そうか!だからピアノのレッスン
では先生の言う通り、先生の好むように弾かないと叱られたんだ!」と
理解し、腑に落ちました。
本当に私の小さい頃は、先生の気に入らない弾き方をすると、
ピシッと手をたたかれたことが何度かありました。
昔はそんな教育が普通だったのですね。
そして特に音楽は「先生の真似が正しい」がその後も残り、
「自由に演奏する(もちろん作曲の意に反しない程度)」が
育ちにくかったのだと感じました。
今のコンクールでは返って自由に演奏した人の方が、
入賞できたりしているので、大分変ったなと思いますが、
「自由に演奏する」「感じたままに演奏する」が抜けた、
「楽譜の通りに弾く」しか弾けなかったり、「どのように
楽譜に自分の心を載せるか、演奏に出せるか」が、今も
分からない方はいらっしゃるのではと思います。
それに気づいていない方もおられるかもしれません。
ここは大変重要で、難しい(学び方を間違えたため、
それは日本政府の先書いた教育方針)ところではあります。
自分の気持ちを演奏の出す、楽譜にのせるとはどんな
方法でしょうか。
ピアノでは「歌って弾く」とよく言いますが、
これは声に出して歌うのではなく、「心を込めて」と
言う意味で、どの楽器もそうだと思います。
しかしそれをもっと深め、「本人の感じた感覚を
音色に出すアプローチの仕方」まで、学べなかった
のだと思います。
音色については初歩的なアプローチをYOUTUBEに
アップしていますので、興味のある方はご覧ください。
さて最後に「癒し」としての本題です。
脳は「癒されたい」「リフレッシュしたい」と感じた時、
「いつも使っていない脳の場所」を使いたがっています。
それは悲しいでも、切ないでも、美しいでもかまいません。
のってるね、とか元気だねとかでもOKです。
とにかく音楽で「脳のいつもと違った場所を強く刺激された時」
深い感動が起こり、深く癒されます。
とても美しかった、ものすごく悲しかった、甘く切なかった、
これらは日常を離れた「感覚」です。
あなたは最近こんな脳の使い方をされたでしょうか?
ものすごく泣いた、とても感動した、泣くほど嬉しかった。
最近感じていない「感覚は何か」を考え、ぜひその感覚の
部分(脳)を使ってみて下さい。
それでは最後に「窓ぎわのトットちゃんエンディングテーマ」を
ぼんやり聞いてみましょう。
今日はたくさんお読みいただいたので、最後は脳の休憩です。
できればご自身のお好きな曲も1曲お聞きください。
♪窓ぎわのトットちゃんエンディングテーマ
開放された1週間を。
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