先日の続きです。まだご覧いただいていない方は
「今レッスンに求められているもの」をご覧ください。


今日は「怖い先生」について書いてみたいと思います。
と言ってもどなたにでも当てはまる事で、これは音楽の
(ピアノの)先生とは限りません。脳の造りに関係があり
ます。


今からお話することは「障害」のことを書いているのでは
ありません。脳のパターンについてです。


障害を勉強したおかげで、私は脳のパターンを知ることが
できました。その中に自閉という障害があり、その変形として
「アスペルガー」があります。


これらのことが分かってきたのは近年で、このアスペルガーは
自閉症の症状、

1、社会性がない(協調性がない)
2、コミュニケーション能力に欠ける
3、想像力の欠如

のうちの、2がある程度できる人で知的障害がない、
場合によってはひとつの事が大変優れている人です。


簡単に言うと研究者、技術者など1つの事に優れ、1人で
コツコツやるタイプや、何かを全うする人、俗にいう天才や
変人的タイプの人です。

例えばエジソンやアインシュタインなどがそれです。


そして知的に問題はないので、エジソンやアインシュタインまで
いかなくても、優秀な大学を出た優秀な方がいるのです。
有名大学の医学部などにもいそうです。そしてもちろん
音楽界にも!?


これらをピアノに置き換えてみると、どれも程度によりますが

A、非常に優秀なピアニストだけれど、教えるのは下手→上記2に相当
  
  コミュニケーション能力に欠ける、またはコミュニケーションが
  下手なので、説明が不明瞭だったり、分かりづらい。
  説明がほとんどないなど。


B、自分の機嫌で人にあたる→上記3に相当

  これは想像力=察する、人の気持ちを理解するのが苦手に
  あたります。

  ある意味1も含み、協調性があまりない場合、生徒やレッ
  スンと関係なく、嫌なことがあった場合に生徒にあたったり、
  レッスンがその時の気分でよくなかったりします。俗にいう
  芸術家タイプです。自己コントロールができずらく、人に
  対する想像力に欠けるのです。


C、パニックになる。

  アスペルガーの特長として、うまく説明が通じなかったり、
  腹が立ったり、許容範囲外の事が起ってしまうと、パニック
  になり、かっと怒り出したり、非常に自己中心的になって
  しまいます。しかし本人はそれを分かっておらず、相手が
  悪いと言い通してしまったりします。一昔前なら、近所によく
  いた雷おやじなんかが、これからなと思います。


まだありますが、脳のパターンという意味の1例として、アスペル
ガー的なパターンをご紹介しました。「人により程度は違う」と
いう事をご理解いただいた上で、自分にもそんなところがないか
考えてみるとよいでしょう。


これらAからCは、もしアスペルガー的な先生ならよくあり、
Aだけとか、BとCの2つなどの場合もあります。
そしてパニックになるので、叱られると怖いかも知れません。


また目で判断することの方が得意になので、目で見える動作形、
例えば手の形や腕の動き、指の番号等に注意が非常に行き、
こだわる場合もあります。


こんな風に書くと悪いようですが、良い悪いという意味ではなく、
ここではパターンとしてお考え下さい。またこんなパターンの方は、
ピアノの先生に限らず、世の中にたくさんおられます。


私自身アスペルガー的だと思っています。だからこそ気を付ける
点や、色々な点に注意して行かないといけないと思っています。


皆様はどうでしょうか?


しかしこんな知識を知っていると、人との付き合い方が楽になったり、
むやみに腹が立たなくなったり、自分を注意できたりします。


知識として知っておいて、損をすることはないと思います。(*^_^*)