NHKの新しく始まった朝ドラ「ひよっこ」。
まだ始まったところで、ドラマの内容は
劇的ではありませんが、しかし親子、
家族の間の「思いやり」が感じられ、
心が本当にあたたかくなります。
今朝もジンとして、涙が出そうになりました。
貧しくても親に感謝し、「与えられない」と
不満を言わず、「自分に何ができるか」を
家族みんなが考えている、そんな姿は
本当に美しく、たとえドラマといえども今の
日本になくなりつつある「心」が描かれて
いると思いました。
今よく「毒親」という言葉を耳にします。
もしこの朝ドラの「ひよっこ」の時代なら、
子供は、
家のために朝から晩まで働かされ、
欲しい物も与えてもらえず、
我慢しなければならないことだらけ、
で、この時期の親は全部毒親?と
考えられそうです。
この時代の子供は
親のために何ができるだろう、
どうしたら家のために役立つだろう
と考えています。
子供に何かしてもらいたいと思って
書いたのではありませんが、私は
「毒親」と聞くたび、胸が痛みます。
確かにおかしな親、理不尽な親もいる
でしょう。
しかしそれなら昔の子供はなぜ親を
恨んだり、けなしたりする子供が
少なかったのでしょうか。
それは昔の子供が
「自分がしてもらえなかったこと」を数えて
生きていたのではなく、
「自分にできる事=思いやり」を考えて
生きたからだと思います。
「自分が自分が」となった時、不満は
どんどん増え、「自分に何ができる」
「自分は役に立っているか」を考えて
生きたとき、不満は減るのだと思います。
これは「思いやり」です。
「思いやりを持って」
私が母から何度も言われ、教えられた
言葉です。今頃母から言われた言葉の
意味がやっと分かってきた私は、きっと
バカなんだろうなと思います。
毒親、悲しい言葉です。
天国のかあさん、ありがとう。