今日は文部省唱歌「月」を使って、実際にレッスンして
みましょう!
なぜ「つき(月)」なのかというと、今月は「中秋の名月」で
したね。
終わってしまったのが残念ですが、最近は自然が少なくなり、
季節感が無くなりと、人間が本来「動物」である事を忘れさせて
しまうような社会になりつつあります。
その弊害として子供が小さいうちからきれやすかったり、すぐに
あきらめたり、無感情だったりという事があると、日々私は感じて
います。
そこでせめて、毎月音楽を通してでも季節を感じ、自然を感じて
ほしいと思うのです。都会の子供たちは毎日野原に行ったり、海を
見たりなど出来ません。音楽を上手く使って自然を味わって下さい。
大阪に帰ってきて大分経ちます、今思えば長野の生徒さん全員が
とても賢く、自分の思う進路や大学に進んでいけたのも、幼児の
ころに身につけておくと良い基礎的な動物としての感覚が、たくさ
んの自然からもらえていたからだと思います
自然に触れる事で情緒が安定し、5感が鋭くなり右脳が刺激され、
それにより左脳が刺激され、頭も良くなる、優しい子供になると
いう好循環を目標に、毎月四季に触れる音楽を実際にお子様と一
緒に歌ったり、質問に答えたりなどしてみてくだい。
それではまず「月」を歌ってみましょう。皆さんはご存知ですね?
さあ今度はこの曲を使って次のような事をお子様に質問したり、
親子で話し合ったり、実際に行動してみましょう。
1、○ちゃんはどんなお月様だと思う?
色、模様、大きさ、遠さ、その他など
2、「盆のような」ってどういう意味かな?
盆のような=おぼん(トレー)のような
3、この歌で絵を描いてっていったらどんな絵を描く?
場所、時間、周りにあるもの、風は吹いてる?
何か香る? 聞こえる音は? ○ちゃんはどこから
お月様を見ている? など
4、2番の歌詞を見て、どんな様子?黒い雲ってどんな雲?
5、その他なんでも気づいた事を親子でお話しましょう。
6、できれば外に出て親子で月を眺めましょう。眺めながら
この曲を歌えたらステキですね!
さあいかがでしょうか?これはパパやママのストレスにも良
いです。何より親子のコミュニケーションツールになり、子
供に観察力や勉強への意欲を沸かす種まきになると思います。
「勉強」にならないように、楽しんでやってみてくださいね!