おはようございます。
うっとおしい空の大阪です。
先日ピアノを弾いていて、何気にツェルニー40番の
13番を弾いてみました。これはある生徒さんに、
宿題を出したことがきっかけです。
このビニールカバーの穴は、自転車のかごに
そして弾いてみて面白いことが分かったのです。
そう、あの頃の「へたな私」に会えたのです。
不思議ですね。その頃弾いていたように
弾けます。これはいいのか悪いのか。。
その頃私はある著明な先生に習っていましたが、
先生も今思えば(先生のせいにするわけでは
ありませんが)、「なんとなく弾かせていた」と思います。
というのは出始めのところでは、右と左とどちらが
メロディでしょうか。このころの私は何も考えず、
ただ何となく弾いて、右手をメロディとして聞いて
います。
「ここは左でしょう」と今の自分が言います。
どこを聴くか、何を表現したいか(エチュードでも)、
全体としての解釈、部分部分での解釈がまるで
ありません
間違えずに弾けて、○になったけれど
「なにも弾けていなかった」と思います。
また下記のペダル。
レガートに弾くためにふんだんだと思いますが、
縦割りに聞こえていてはペダルを踏んでも
意味がありません。
面白いですね。今日はちょっと恥ずかしいですが、
ある意味面白かったので、ブログに書いてみました。
巨匠のピアニストが若い頃練習した曲が、年を
とっても弾けるというのはよくわかり、なおかつ
よほどちゃんとひかないと、「直しにくい」という
事もよくわかりました。
また私がホテル時代関わった東京芸高生、芸大生は
ツェルニー40番を2,3回弾き、ツェルニー50番やその
後は弾いていない、と複数言われたことも腑に落ちます。
だいたいツェルニーは似ていますし、私の経験では
ツェルニー40番が1番面白いかなと思います。
今日は面白い瞬間に出合えたので書いてみました