今日は1日中レッスンでした。
その中で楽譜を読むとは、音符の間違い、
リズムの間違い、テンポの間違いだけを
直すことではなく、またそれだけしか
しないなら、音楽の土台だけを創った
事になってしまいます。
その土台の上に「どんな音楽を描けるか」が
問題です。
もっときれいに、もっと悲しげになど、
さらに表現するもの、求めるものを
先ほどの土台に載せられるといいの
ですが、例えば「もっときれいに」とは
何をどうすればよいか、が分からない
人がほとんど。わかった人がピアノなら
名ピアニストなのだと思います。
どこをどう変えればよいか、
自分がどう弾きたいか、が問題です。
今日のレッスンではブルグミュラーの
「つばめ」をレッスンしましたが、
この曲のどこがツバメらしいのか、
またどう弾くとよりツバメに聞こえるのか、
をいろいろやりました。受講生は
奈良の浅井先生です。
さらにそれらを理解するため、この曲が
カラスだったら、スズメだったらという
バージョンでも弾いてもらいました。
とても面白かったですが、こんなことを
していると、弾いている本人の中に
「この曲はこうあるべき」とか
「こう弾きたい」が出てきます。
一回そんなところがほどけて来たら、
次々「こんな感じ」とか「こういう音で
弾きたい」が出てきて、とても充実した
レッスンでした。
NHKの朝ドラ「朝が来た」の中で、
近藤正臣さん演じる「お父様」の
役創りについて、近藤さん本人が
先日こんなことを言っておられました。
ご覧になった方もおられると思いますが、
座る時、
時代劇で羽織のすそをどうはねるか、
これがさりげなくできるといい。
いきがっている人、お殿様、町人で
はね方が違う。そしてどれも「さりげなく」
が良いというお話。
さらに鼻緒の真ん中のところだけ、わざわざ
違う布ですげ替えた様にして、鼻緒の布地を
変えておくなどもしているそうです。
途中で鼻緒が切れた設定、いつも履いている
下駄だから鼻緒が切れて変えてある、など
お芝居とは直接関係なくても、近藤さんの
中に「お父様とはこんな人」という設定が
あるのです。これが役創り。
めちゃくちゃ面白いですね。だから
「お父様」に味がある。テレビの視聴者が
見ていないところまでこだわって創って
おられる。
すごいな~
これが役者だと思いました。
音楽も同じで、自分でいろいろな事を設定し、
そして弾いてみる。するとおかしいと思えば、
「こう変えてみよう」となるし、良ければ
より音楽がなめらかだったり、スムーズに
運んだりします。
役創りと音楽創りは、結局一緒だと思いました。
いずれにしても「創る」とは面白いなーと
思いました
その中で楽譜を読むとは、音符の間違い、
リズムの間違い、テンポの間違いだけを
直すことではなく、またそれだけしか
しないなら、音楽の土台だけを創った
事になってしまいます。
その土台の上に「どんな音楽を描けるか」が
問題です。
もっときれいに、もっと悲しげになど、
さらに表現するもの、求めるものを
先ほどの土台に載せられるといいの
ですが、例えば「もっときれいに」とは
何をどうすればよいか、が分からない
人がほとんど。わかった人がピアノなら
名ピアニストなのだと思います。
どこをどう変えればよいか、
自分がどう弾きたいか、が問題です。
今日のレッスンではブルグミュラーの
「つばめ」をレッスンしましたが、
この曲のどこがツバメらしいのか、
またどう弾くとよりツバメに聞こえるのか、
をいろいろやりました。受講生は
奈良の浅井先生です。
さらにそれらを理解するため、この曲が
カラスだったら、スズメだったらという
バージョンでも弾いてもらいました。
とても面白かったですが、こんなことを
していると、弾いている本人の中に
「この曲はこうあるべき」とか
「こう弾きたい」が出てきます。
一回そんなところがほどけて来たら、
次々「こんな感じ」とか「こういう音で
弾きたい」が出てきて、とても充実した
レッスンでした。
NHKの朝ドラ「朝が来た」の中で、
近藤正臣さん演じる「お父様」の
役創りについて、近藤さん本人が
先日こんなことを言っておられました。
ご覧になった方もおられると思いますが、
座る時、
時代劇で羽織のすそをどうはねるか、
これがさりげなくできるといい。
いきがっている人、お殿様、町人で
はね方が違う。そしてどれも「さりげなく」
が良いというお話。
さらに鼻緒の真ん中のところだけ、わざわざ
違う布ですげ替えた様にして、鼻緒の布地を
変えておくなどもしているそうです。
途中で鼻緒が切れた設定、いつも履いている
下駄だから鼻緒が切れて変えてある、など
お芝居とは直接関係なくても、近藤さんの
中に「お父様とはこんな人」という設定が
あるのです。これが役創り。
めちゃくちゃ面白いですね。だから
「お父様」に味がある。テレビの視聴者が
見ていないところまでこだわって創って
おられる。
すごいな~

音楽も同じで、自分でいろいろな事を設定し、
そして弾いてみる。するとおかしいと思えば、
「こう変えてみよう」となるし、良ければ
より音楽がなめらかだったり、スムーズに
運んだりします。
役創りと音楽創りは、結局一緒だと思いました。
いずれにしても「創る」とは面白いなーと
思いました
