最近気づいたとても重大なことがあります。

今日はそれを書いてみますね。


私は「心を癒す」という事に関わってもう25年くらい経ちました。


最初は自分の性格が嫌いで、ついで両親の問題、
お金の事、進学の事、将来についてなどなど、
悩みはつきませんでした。


そんな時、いつも私と一緒にいてくれたのが
音楽。私は音楽にどれだけ慰められたでしょう。


音楽はいつも心に寄り添い、励まし、勇気をくれました。


そして最近思うこと、それは現代を生きる私たちは人と

「感情の共有が出来ていない」

という事です。



これは簡単に言うと、人と人の心が通わない、
同じ気持ちを「一緒だね」と言えたり、思えたり、
話したりするチャンスがとても減ったという事です。


これは難しいお話ではありません。


「このパン美味しいね」
「美味しいね」

「あの夕焼けがきれいだね」
「本当にきれいだね」

「将来〇〇になりたい!」
「私は△△になりたい」
「二人とも夢がかなうといいね」

親子の間で、夫婦の間で、友達同士で、
恋人同士で。。


こんな心を交わす時間が減っている、
チャンスが減っているから、人は
ストレスいっぱいになり、文句が増え、
クレーマーが増えるのではないでしょうか。


そんなさみしさや孤独を感じた時、
人と心を通わせることができない、
交える事が出来ない時、音楽は心に
そっと寄り添ってくれる。


悲しいアロマはありません。
さみしいハーブティはありません。
でも悲しい音楽、さみしい音楽はあります。


音楽は人の心から生まれたもの。

「人の心と共有できる」
「人の感情と共有できる」

という、ものすごい特権があるのだと
思います。


なぜなら人の心から出たものだから。


勝手にものと物がこすれあって、出来上がった
曲などないから。


メールやパソコンの普及で、人と関わらなくても
生きていける時代。これが感情の共有を人から
奪い、コミュニケーションを減らしています。


この感情の共有であるコミュニケーションを減ら
していることが、ストレス過多につながるのだと
思います。


別の言い方をすると、人間はだれかと感情の共有を
しないと、とても悲しく辛いのだと思います。
そして生きていけないのだと思います。


誰にも話せない事、話したくても誰もいない時、
音楽があなたの気持ちを共有してくれます。


あなたの気持ちと同じ音楽があるはず。


私は今夜この曲で気持ちの共有をしていました。
音楽って素晴らしい。