おはようございます。
今日の大阪はまたまた朝からムシムシ
暑いです。


さて今日も昨日に引き続き「子供」がテーマです。


以前あるところで講演を頼まれ、月1回3か月間、計3回の
講演を行った時の事です。
テーマは「子供の情緒安定」でした。


その講演は同じお母さんが3回とも参加する内容でしたが、
1回目の講演が終わり2回目の講演の時、あるお母さんから
質問が出ました。


「前回先生のお話を聞いて、ピアノのクラシックのCDを
買い、3歳の娘に聞かせたら大泣きをしました。なぜで
しょう?」

というものでした。

「曲目は何ですか?」

とお聞きしたところ、

1曲目 仔犬のワルツ/ショパン
2曲目 トルコマーチ/モーツアルト
3曲目 月光/ベートーベン


と続きました。4曲目はうる覚えですが、
クシコスポストだったでしょうか。

これをお聞きして私は「これは泣いても仕方がない」と
思いました。


皆様なぜだかお分かりでしょうか?


理由は3歳の子供が聞いてもわかる
「怖い」がこの曲順にあったからです。


1番の理由は最初の2曲のテンポが速く、迫ってくる
感じがする事、そして音の数が多いこと。
おまけに3曲目でどんと暗くて重い曲になるため
です。


こんな選曲を「子供に良い」とか「子供のための」と
してCD会社はたくさん売っています。これはどういう
意図で選曲しているのでしょうか。



この質問をされたお母さんには

「幼いお子様には最初、子守唄をBGMでかけるところから
 スタートされて、色々な音楽をその後聴かせてあげてください」


とお話しました。


そしてそのCDの選曲の悪さを説明しました。さらに
そうでなければ曲は、「童謡がいいです」とご説明をしました。


3回目の講演にこのお母さんが来られた時、
子守唄や童謡のCDを買ってお子様に聴かせたところ、
「大変喜んだ」という感想をいただけました。


音の数が多い、迫ってくる感じがする、テンポが
速い、音楽が暗い、重い、は幼い子供たちにとっては
「恐怖」にもなりかねません。


ですのでこの反対、音の数が少ない、迫って来ずゆったり
している、テンポが遅い、音楽が明るく軽い、これらを
満たしている曲は、「安心感がある」と言えるのでは
ないでしょうか。


そしてこれは大人も同じです。さらにその代表として、
1番わかりやすいものが「子守唄」だと思うのです。


もちろん日本の子守唄の中には、暗い子守唄もあるので
BGMとしてかけたり、意識して「子供に聴かせよう」と
思う時は、明るい子守唄を聞かせてあげてください。



それでは日本の子守唄の有名なものとして、
山本潤子さんで、竹田の子守唄をお聴きください。



竹田の子守唄




※竹田の子守唄には様々な説がありますが、今日は単純に
「美しい音楽」としてご紹介しています。また子供に聞か
 せる時は、最初は音楽だけで歌がないものが良いでしょう。




今日も良い1日を!