皆様こんにちは。今日は2010年に大阪府内で行った、子供たちの調査
結果についてお話しします。少し前になりますが、先日子供のストレス
について相談を受け、この調査結果を出してきて再検証したところでした。


こんな結果報告はめったにありませんので、できる時に皆様の参考に
なればと思い再度お伝えします。今日はいつもと少し違いますが、
参考になさってください。


大阪府下4つの保育園と1つの幼稚園のモデル校、その子供数は約600
人ほどの子供たちの意識調査や音楽の使い方から、脳やストレスについて
その先生方を通して検証させていただきました。


まず「音楽を通して子供達に、5感(味覚、視覚、聴覚、触角、臭覚)を
刺激したり意識した事はありますか」という問いを先生方に行いました。
5感を使う事は子供たちのストレスにも良いですし、脳にも非常に良いの
です。

悩んでいたり偏った考え方をしている時は、脳の一部しか使っていない
場合が多く、使いすぎると部分的に疲労過多を起こすため、余計悪い方に
考えてしまうという悪循環を人間は起こします。


5感を使うという事は脳全体を刺激し、脳の偏りを防ぐため情緒を安定し
その情緒安定に大切なセロトニンという物質を出しやすくします。この
脳の偏り防止とセロトニンを出しやすい体質を創るため、子供たちの体や
心にそうならない種まきとして、音楽を使った5感の刺激を行いました。


セロトニン物質が出やすいと情緒は安定し、ストレスが溜まりにくい=
性格が穏やかで勉強などの能率が良いという事になります。案外心が不
安定、集中しない事が、大人になっても仕事の効率を下げたり、無意識に
悩み事にふけってしまう事に結びつきます。そんな大人にならないために、
前向きで情緒の安定した子供の肉体と心を育てたいものです。


今回保育園や幼稚園からの回答の約80%の平均が、「5感の刺激について
考えて実施した事がない」という事でした。しかしその反面子供たちのス
トレスについての、先生方からの回答は「子供達はストレスを感じている
…79%」、先生方に対して同じ質問「先生はストレスを感じている…71%」
という回答を得ました。

一昔前なら子供達からストレスに対して、こんな解答は得たでしょうか。
ゆとり教育で成績が悪いとか、成績を上げるためには塾が1番のような世の
中で、子供たちの本当の能力や集中力を低下させているのは、私はストレスや
電磁波ではないかと感じています。そんな中この調査は独立行政法人福祉医療
機構からの助成を受け、子供たちへの調査を保育園や幼稚園を通して行い、
先生方へ指導を行ったのです。

そして子供達に人気があった曲位3曲は、1位さんぽ(トトロ)、2位アイアイ
3位かえるの歌でした。これらから分かる事はかえるの歌はまだわかるのですが、
季節感がないという事です。やはり春、夏等が良くわかる歌を子供たちに歌わ
せて下さい。それだけでも脳の刺激になります。今は食べ物でも季節感が薄れ、
都会にいると自然がないため、自然から受ける季節感はより薄れます。


4位はアイスクリームの歌、5位かたつむり、6位崖の上のポニョ、7位アン
パンマーチ、8位とんぼのめがね 9位手をたたきましょう 10位バスごっこ


4位5位8位は音楽から季節感はまだつかめますが、「音楽の中の自然」から
季節感を感じてほしい限りです。アイスクリームも普通は夏ですが、ある意味
いつでも食べられるので季節感はありませんし、「最近かたつむりは見ないね」
と昨日も、あるおかあさんとお話ししたところでした。


2、30年前はかたつむりもトンボも良く見かけましたし、何より携帯、ゲーム
パソコンなど、電磁波を受ける生活用品はありませんでした。電磁波などを受け
るものは増え、しかし自然は減り=f分の1のゆらぎとして人が必要としている
ものが減るためストレスが増え切れやすく、集中力や根気がなくなるのです。


今日お知らせした結果はほんの一部ですが、ぜひ脳への刺激、根気、集中力を
伸ばす道具として、音楽の中の自然を感じ、何気なく歌う歌に季節を感じてみて
下さい。