おはようございます。
今日は朝から仕事の電話で遅くなってしまいました。
さて今週は子供のための音楽療法で、レッスンに使えるものを
書いてみたいと思います。また11月14日に書いた
レッスンでの選曲と子供の能力の続きとしても書いてみたいです。
例えば以下のユーチューブを使ってお話しましょう。
このユーチューブに出てくる最初の4小節だけを、ソルフェー
ジュで生徒さんに、歌うために覚えてもらったとします。
この曲はパッヘルベルのカノンで、非常に音域が高いので、
あくまで「例」とお考え下さい。また歌う事が目的ではあり
ません。
♪カノンのソルフェージュ
するとそれがさっとできる子供と、なかなかできない
子供が出てきます。これはなぜでしょうか?
音楽では昔からこれを「才能」と呼びました。
また11月14日のブログでは、音符の名前と拍数で
ご紹介しました。
これは頭に「入る」という作業が、うまくできない
場合があるという事なのです。別の言い方をすると
音楽的な問題や、知能に問題があるのではないと
いう事です。
この反対で「出す」という作業ができない子供もいます。
興味深い例で、私の携わっているある幼稚園児の生徒さん、
ある障害でろれつがはっきりしません。
お母さん以外は何を言っているか、聴きとることが
とても難しいです。またその専門的な関係者にみて
もらったところ、耳が悪いから自分の声が聴きとれない
のではというお話でした。
ところが歌を歌わすと音痴ではなく、また聴音も
70%ぐらいの割合でちゃんとできます。つまり耳が
悪いのではなく、脳の「出す」という作業がスムーズに
できないのです。
また知能に問題があるのではないと私は考えて
います。ご理解いただけるでしょうか。
これは「出す」の例ですが、こんなことを
知らずに「練習が足りない」とか「才能がない」と
考えてしまうのはおかしいと、私は障害を勉強して
分かるようになりました。
どこで判断するかがとても難しいですが、最近は
障害や脳についての研究が発展してきたため、
色々なことが分かってきています。
もし皆様の生徒さんで物覚えが悪い、とても不器用
等の生徒さんが出てきた時は、ちょっとした訓練的
レッスンをしてあげると大変効果的です。
先ほどの「入る」では、私なら画像のカノンの
最初の4小節程度の曲を、レッスンに来るたびに
曲を変えて5分だけ覚えてもらうようなレッスンを
します。
つまり音楽的レッスン以前の、基本的な脳のレッスン
をする訳です。だから本来「入れる」ためのレッスン
なら何でも良いのですが、その意味でも音楽は良い
アイテムです。
そんなことで日常の譜読みやアンプが楽になるなら、
こんな良いことはありません。レッスンの最初に
4小節程度の簡単な曲を「3回で覚えよう」など
条件を付けて集中させ、「覚える=入れる=理解する」
訓練をするのです。
これは11月14日に書いた
レッスンでの選曲と子供の能力の時の場合の
Bちゃんはなぜ答えられないか、同じようにしても
練習では優秀なBちゃんがなぜ他の生徒さんより
できないのかという事でいうと、やはり入るのに
時間がかかる生徒さんがいるという事です。
またこのことからBちゃんのお母さんは、ものすごい
努力をして下さっていることが分かります。
長くなりましたが、皆様も1度試してみてくださいね。
明日はこんな場合の選曲について書いてみます。
それでは今週も良い週を!(^^)
今日は朝から仕事の電話で遅くなってしまいました。
さて今週は子供のための音楽療法で、レッスンに使えるものを
書いてみたいと思います。また11月14日に書いた
レッスンでの選曲と子供の能力の続きとしても書いてみたいです。
例えば以下のユーチューブを使ってお話しましょう。
このユーチューブに出てくる最初の4小節だけを、ソルフェー
ジュで生徒さんに、歌うために覚えてもらったとします。
この曲はパッヘルベルのカノンで、非常に音域が高いので、
あくまで「例」とお考え下さい。また歌う事が目的ではあり
ません。
♪カノンのソルフェージュ
するとそれがさっとできる子供と、なかなかできない
子供が出てきます。これはなぜでしょうか?
音楽では昔からこれを「才能」と呼びました。
また11月14日のブログでは、音符の名前と拍数で
ご紹介しました。
これは頭に「入る」という作業が、うまくできない
場合があるという事なのです。別の言い方をすると
音楽的な問題や、知能に問題があるのではないと
いう事です。
この反対で「出す」という作業ができない子供もいます。
興味深い例で、私の携わっているある幼稚園児の生徒さん、
ある障害でろれつがはっきりしません。
お母さん以外は何を言っているか、聴きとることが
とても難しいです。またその専門的な関係者にみて
もらったところ、耳が悪いから自分の声が聴きとれない
のではというお話でした。
ところが歌を歌わすと音痴ではなく、また聴音も
70%ぐらいの割合でちゃんとできます。つまり耳が
悪いのではなく、脳の「出す」という作業がスムーズに
できないのです。
また知能に問題があるのではないと私は考えて
います。ご理解いただけるでしょうか。
これは「出す」の例ですが、こんなことを
知らずに「練習が足りない」とか「才能がない」と
考えてしまうのはおかしいと、私は障害を勉強して
分かるようになりました。
どこで判断するかがとても難しいですが、最近は
障害や脳についての研究が発展してきたため、
色々なことが分かってきています。
もし皆様の生徒さんで物覚えが悪い、とても不器用
等の生徒さんが出てきた時は、ちょっとした訓練的
レッスンをしてあげると大変効果的です。
先ほどの「入る」では、私なら画像のカノンの
最初の4小節程度の曲を、レッスンに来るたびに
曲を変えて5分だけ覚えてもらうようなレッスンを
します。
つまり音楽的レッスン以前の、基本的な脳のレッスン
をする訳です。だから本来「入れる」ためのレッスン
なら何でも良いのですが、その意味でも音楽は良い
アイテムです。
そんなことで日常の譜読みやアンプが楽になるなら、
こんな良いことはありません。レッスンの最初に
4小節程度の簡単な曲を「3回で覚えよう」など
条件を付けて集中させ、「覚える=入れる=理解する」
訓練をするのです。
これは11月14日に書いた
レッスンでの選曲と子供の能力の時の場合の
Bちゃんはなぜ答えられないか、同じようにしても
練習では優秀なBちゃんがなぜ他の生徒さんより
できないのかという事でいうと、やはり入るのに
時間がかかる生徒さんがいるという事です。
またこのことからBちゃんのお母さんは、ものすごい
努力をして下さっていることが分かります。
長くなりましたが、皆様も1度試してみてくださいね。
明日はこんな場合の選曲について書いてみます。
それでは今週も良い週を!(^^)