おはようございます。新しい週ですね!(^^)
今日の大阪は良いお天気です♪


さてこんな良いお天気と先週までのパワーアップの
3拍子とは反対のテーマですが、明るく行きたいと
思います。


今週は「失った心」。このテーマは別の言い方を
すると、「愛するものを失う=愛せなくなる」と
いう事です。


分かりやすいのが失恋。これ以外に家族を亡くして
しまう、また家族と大喧嘩など疎遠になる、はたまた
親が痴呆などで自分(子供)の事が分からなくなる、
最後に離婚などがあります。


大好きな人、いつも心を通じていたい人と話ができ
ない、意志の疎通ができない時、人は心が病んで
しまいます。


つまり人間には「愛する」という行為が必要なのです。


多いのは「愛されたい」。

これも重要ですが本当は自分が愛されたいより、
「自分が愛する」という行為は不可欠で、自分が愛する
ものがなくなることは、「愛される」より、つらいの
ではと思います。


そして今日のテーマは「失恋」。
誰でも1度や2度、経験していませんか?


今日はこの失恋の傷を、ショパンで軽減してみましょう。


「悲しい時は悲しい曲」が鉄則です。

今日はその1つとしてフジコ・ヘミングさんで
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作
まずはお聴きください。






ではなぜこの曲が失恋に良いか。
まずは鉄則である「悲哀」がこの曲にはあります。
だから「戦場のピアニスト」という映画で
使われたのでしょう。


またテンポがゆっくりです。心がしんどい時、
テンポが遅い、という事も鉄則です。

この曲にはこんなエピソードがありました。
テンポと夜についてです。

ウィキペディアより

「初版では「アダージョ」という標題がついていたが、
ブラームスがこの曲を写譜する際にこの標題を消し
てしまった。残った速度記号の“Lento con gran
espressione”のみが残り、これが標題として知ら
れるようになった。

そしてその後ルドヴィカがショパンの未出版作品の
カタログを作った際に「夜想曲風のレント(Lento
w rodzaju Nokturna)」と記したことによる」


とあり、この曲を聴いて「朝」を感じるより「夜」を
感じる人が多いため、今のように「夜想曲」となった
のだと思います。


そして「夜を発想させる」は、副交感神経を刺激する
ためリラックスを導きやすくなります。リラックスす
ることは、人の心を慰めることにとても役立ちます。


なぜなら、心の痛み=大きな緊張と失った不安 だから
です。失恋の場合、例えば女性なら

・彼がいなくて生きていけるだろうか
・彼がいない毎日なんてこれから楽しくない

などと考えてしまいがちで「悪い想像」がどどーーと
ふくらみ、人間としての自分対する尊厳が失われて
しまいます。


・自分は彼にふさわしくなかった
・自分の性格がダメだから嫌われてしまった


など。失恋して自尊心を失わない人はいません。


でも自分だけが悪いとは限らないのです。
相手が自分勝手な場合もあるのです。

悪い想像に振り回されず、音楽でまずは心を癒し
てみましょう。そして時間をかけて、徐々に明る
い音楽に変えて行ってみましょう。


音楽が明るい心への道案内になってくれます。
そういう意味で、このノクターンも最後が明るく
終わっているところが良いと思い選びました。



それでは良い1週間を!(^^)