今日も引き続き3拍子でメヌエットです。
ただ今日は短調のメヌエット。

暗い曲です。「3拍子がテンションを上げる」という
意味の中にハイテンションになる場合と、落ち込みを
上げる場合があります。


今日の曲や音の少ない3拍子は、落ち込みを上げる場合の
方が良いと思います。逆にハイテンションにしたい、
落ち込んでいない人が、何か目標達成のためにテンションを
上げたい時は音の多い方が良いのだと思います。


今日はその聞き分けで、1曲目はバッハの短調のメヌエット、
2曲目はショパンのワルツをお届けします。


①メヌエット(短調)とワルツ(長調)の聞き分けと
②メヌエットを聴いてからワルツを聴くとどうなるか


を感じてみてください。

①はかわいいお友達の演奏
②はピアニストフジ子・ヘミングさん



まずは短調のメヌエットが落ち込みを上げてくれるかどうかです。
J.S.バッハ : メヌエット BWV Anh.115



次は2曲の聞き分けと落ち込んだ場合に、
メヌエットを聴いてワルツを聴くとどうなるか。


フジ子・ヘミング~華麗なる大円舞曲




いかがでしょうか。


フジコさんの演奏は非常に落ち着いた演奏です。
若いピアニストにあるような勢いや情熱的な
感じはあまり私は感じられませんが、落ち込みを
上げる場合はフジコさんのような演奏が良いかと
思い選曲しました。


私はクライアントさんに「どの順で曲を薦めるか」と
いう事を非常に重要にしています。


昨日もたまたまピアノの生徒さんが前回ここで
ご紹介したショパンの「猫のワルツ」を練習して
いたのですが、ストレス過多のようなので、
丁度曲を「メヌエットに変えようか?」と
相談したところでした。


2曲続けて聴くことで自分のモチベーションを上げる、
3拍子の曲を聴くことでモチベーションを上げる。


ちょっとしたことですが知っていると、音楽療法は
自分を引き上げてくれる1番身近な対処法として有効です。



それでは良い週末を!(^0^)/