あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

今日のテーマは「情緒はなぜ大切なのか」です。


ここまでの内容はメルマガ「失敗しない幼児教育2」に書いています。失敗しない幼児教育2


それらのほとんどは脳内の神経のつながりから(この言い方が適切か
どうか分かりませんが)起こってくると考えられます。

非常に単純に言うと、脳内で色々な部分が色々な部分と多くつながって
いるほどひらめきや思いつき、こっちがだめならこっちの方法などの柔
軟性、細かいチェックや注意が頭に浮かんでくるのです。

そしてそれらをうまくつないでくれるものが感性で、知識や経験と
感性がうまくつながった時、ひらめきや思いつきが起こってくるのです。


感性(情緒)は目に見えたり、触ったりできません。だから同じ人間
でも、「どのくらい感性が発達しているか」はわかりません。
体なら見ただけですぐ背が高いとか低いとか、太っているとかやせて
いるとかがわかりますね。でも情緒(感性)はわかりません。
だから実感できず、この分からない部分が先ほどの1クラスの成績が
1番の子供と30番目の子供の頭の良さの違いなのです。つまり脳内の
つながりの多さです。

先ほど上げた脳内での多くのつながりを創る例をあげてみましょう。

例えば学校で先生が「ここは大事なところですよ~」と言ったとします。
1、「ふーん」で終わる生徒
2、「大事なんだな」で終わる生徒
3、「これはノートに書いて忘れないようにしよう」と思う生徒

これらを感じ方で比べると、1と3では勉強面で将来大きな差がつい
てきます。これが1番と30番の生徒の違いです。

つまり「感じるかどうか」「心にひびくかどうか」です。そしてこの
「感じる」を育てるのが情緒(感性)です。

子供の情緒(感性)を育てる、磨く=親の情緒(感性)につながって
います。これは親自身の情緒が子供の情緒の基本となり、その情緒を
もとに子供の情緒は発達していきます。

つまり親の感性が子供にとても大きな影響を与えるため、なるべく
親は子供に「きれいだね」「楽しいね」「我慢しようね」など、感性に
訴えるようなコミュニケーションをする必要があると私は思うのです。
意識して親御さんの感じたこと、特に形容詞になる言葉を含んで
会話をしてはいかがでしょうか。