【報告】Fine祭り2023 ~ひとりじゃないよ!妊活~ | NPO法人Fine ~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~スタッフブログ

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スタッフは、全員が『不妊体験者』です。

こんにちは。

Fineメンバーのまみりんです。

 

11月12日(日)に、Fine祭りが今年も開催されました。

 

今年のテーマは、「ひとりじゃないよ!妊活」です。

4年連続でオンラインにて開催され、全国各地からたくさんの方にご参加いただきました。

 

まずは、開始の挨拶を

名誉会員の 登坂淳一様(元NHKアナウンサー・タレント)にいただいてスタートしました!

 

続いて、Fineの活動紹介です。

設立当初から約20年にわたり継続的に活動している、Fineの主な5つの活動として、不妊や不育に関わる啓発活動や情報提供、国への要望書などの公的機関への働きかけ、不妊ピア・カウンセラーの養成とカウンセリングの実施、医療機関との連携、当事者同士のコミュニケーションの場の提供などについて紹介しながら、これまでのFineの歩みと現在の活動等が説明されました。

FineのHPでは、Fineの具体的な活動状況や最新の情報などがご確認いただけますので、

どうぞご覧ください。

 

続いて、『不妊スペシャリスト相談』で個別相談に対応いただく

不妊症看護認定看護師の皆様、認定臨床エンブリオロジスト(胚培養士)の皆様のご紹介です。

代表してお二人よりご挨拶をいただきました。

 

そして、Fineメンバーのお二人から

『妊活・不妊当事者による体験談発表』がありました。

 

お二人それぞれが、ご自身の経験をしっかりと振り返り、不妊のつらさと真剣に向き合ったお気持ちをお話されました。そして、そのような心からのお話に、参加者の中には涙を流して聞いてくださった方もいました。

体験談の中にありました、「もう、自分の感情にフタをした状態でないと、心が保てなくなっていた。」「人前では淡々と振る舞い、一人になると泣いていた。」といった状況や、「自分の努力ではどうしようもできない、もどかしさや怒り」という言葉を、うなずきながら聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、「不妊とは、それほど耐え難く人の心を傷つけるもの」という言葉など、体験談から改めて気付かされることがありました。ご参加いただいた皆様はいかがでしたでしょうか。

 

体験談発表を聞いた参加者の方からの感想を一部ご紹介します。

●自分の事じゃないのに自分の事のように泣きながら聞いていました。共感できることばかりでした。今の不妊体験が、体験談を発表された方のように意味づけられたらいいなと思いました。

●流産を経験したばかりで涙を流しながら聞いていました。自分よりも壮絶な体験をした方の話には心打たれるものがありました。流産後の気持ちの持ち方は、結局最後は自分次第ですが、今の自分には心が少しでも晴れたような、そんな発表でした。

●お2人ともとても大変な経験をされていて聞いていて涙が出ました。私も不妊治療中でなかなか上手くいかず落ち込むことが多いですが、おふたりのお話を聞いて1人じゃないんだなと勇気が出ました。

 

 

休憩の後は、『不妊スペシャリスト相談』と『おしゃべり会』が同時進行で行われました。

 

『不妊スペシャリスト相談』は、不妊症看護認定看護師の皆様、認定臨床エンブリオロジストの皆様による個別相談です。ご参加いただいた方からは「普段はクリニックで聞けないことを時間をかけて話せてよかった。」「とても漠然とした相談内容も、データや実験からの説明でお話下さり、専門の方に直接聞けることの有難さを凄く感じた。」などの感想をいただき、今年も好評のイベントでした。さらに、「エンブリオロジストさんがどのような思いでいてくださっているかも伝わり、がんばる気持ちが持てました。」というお声もいただきました。

 

一方、『おしゃべり会』では、〔体外受精・顕微〕〔40歳以上〕など、テーマ毎にグループにわかれて行われました。ご参加いただいた方からは、「色々なお話が出来て、また私自身話すことが出来て貴重な体験でした。」「年齢や状況が違っても、治療が上手くいかないという辛さをみんなで共有できてよかった。」と、今回のテーマでもあります「ひとりじゃないよ!妊活」を実感いただけたのではないかな、と思われる感想をいただけました。また、「時間が短く感じた。」「本当に聴きたいこと、しゃべりたい事に十分な時間がなかった。」「もっとおしゃべり会に参加したい。」というご意見もいただき、このような機会が求められている現状を改めて実感致しました。

 

 

そして最後は、Fineを代表して野曽原から終了の挨拶により今年のFine祭りは幕を閉じました。

 

ご参加いただいた方から届きましたFine祭りの感想を一部紹介いたします。

●地方在住のため、現地開催でなくオンラインで参加できたことが良かった。

おしゃべり会で自分のことを話すのは苦手だったけれど、ファシリの方がいて誘導してもらえて有難かった。自分のことを話すうちに自分の本当の感情に気づけたし、同じ立場の方から違った視点をもらえたのも良かった。

●もっと早く知り、参加しておけばよかったと思いました。

●ファインの皆様がとても温かい会にしていただき、心が和んだ時間でした。ありがとうございました。

 

ご参加いただいた皆様、そして感想をいただいた皆様、本当にありがとうございました!

ブログに載せきれておりませんが、たくさんのご意見やご感想をいただきました。

 

今年も、協賛いただきましたクリニックや企業の皆様、そして不妊スペシャリスト相談にご協力下さった不妊症看護認定看護師の皆様、認定臨床エンブリオロジストの皆様、さらに開催の挨拶をいただきました名誉会員の 登坂淳一様、皆様のおかげで無事に開催することができました。

心より感謝申し上げます。

 

 

最後になりましたが、運営に携わったFineスタッフの皆さん本当にお疲れさまでした。

 

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