こんにちは。不妊ピア・カウンセラー養成事務局の岡田です。
秋めいたかと思うと、真夏日になったり…
季節の変わり目は服装にも迷いますね^^;)
さて、
9月12日(日)「カウンセリング公開講座」が
オンラインにて開催されました。
1年に1回開かれているこの講座は、コロナ禍の影響で昨年に続き
オンライン(zoom)で開催となりましたが、東京へはなかなか足を運べないという方にも
多数参加頂き、今回は50人ほどの方にご参加頂きました!
講座は
①不妊ピア・カウンセラーによる体験談
②平山史朗先生の講演
③不妊ピア・カウンセラー養成講座の説明
というプログラムで行われました。
①不妊ピア・カウンセラーの体験談発表では、
夫婦が気持ちを合わせて妊活に取り組むことの難しさ、
頑張っても結果に結びつかない辛さ、
そこからまた自分や夫婦の未来を見つめていく様子が丁寧に語られました。
何度も大きく頷いたり、涙をぬぐっていらっしゃる参加者の方も見受けられました。
体験談を聴くと、言葉を通して映画のように情景が浮かぶのではないかと思います。
同じ経験はしていなくても、不妊への葛藤やもどかしさ、理不尽さや悔しさなど
当事者にとって自分の気持ちを代弁してもらったような気持ちになったり、
「私だけじゃないんだ」と心強く思えたりしたのではないかと思います。
経験のない方には不妊治療や妊活のリアルな状況や心身の負担を
感じて頂けたのではないでしょうか。
②続いて平山先生に
「コロナ禍の妊活~二人の気持ちを大切にしながら取り組むには~」
というタイトルでご講演頂きました。
平山先生は、生殖心理の第一人者で、不妊ピア・カウンセラー養成講座開始時より
講師を務めて頂いています。
東京リプロダクティブカウンセリングセンターを開かれ
妊活に関する本も出版されています。
講演では様々な調査資料などを引用しながら、
コロナ禍での妊活の実際や心身への影響やについてお話頂きました。
妊活は、夫婦で取り組むものと言いますが、ただでさえストレスフルな妊活に加え、
コロナ禍による社会情勢や生活様式が変わり、妊活への取り組み方や夫婦関係にも変化が生じている中、
2人の気持ちを合わせて取り組むことはとても難しくなっています。
平山先生からは、そんな今夫婦で気持ちを確認しながらコミュニケーションを取っていく方法について
分かりやすくお話しいただきました。
夫婦関係での「察する」「べき」「そういうもの」といったような非合理的な思い込みについて
具体例を挙げながら説明頂きました。
「あるある」「そうそう」「そうだったのかー」など、
参加者の皆さんそれぞれの立場で感じたことも多かったのではないかと思います。
また、夫婦関でよりよいコミュニケーションを取るためにも自己信頼が大切
ということもお話しいただきました。
運営側である私も、ついつい聞き入ってメモを取ってしまうほど引き込まれる内容でした。
平山先生には、本当に沢山の資料をご準備頂いた上に、
「パートナーに肯定的なメッセージを伝えるワーク」「自分のプラス面をみつけ直すためのワーク」
と実践できるワークの資料も配布頂きました。
参加者の皆さんからは
「とてもためになった」「参加してよかったです」「気持ちを整理できる時間になった」
「ワークに取り組んでみます」などの感想を頂き大好評でした。
③最後に、不妊ピア・カウンセラー養成講座事務局より、養成講座の内容の説明をさせて頂きました。
この講座は、主にeラーニングで学んで頂くもので、どなたでも1講座から受講いただけますが、
資格取得を目指せるのは「不妊経験者のみ(通院や治療の有無は問いません)」となります。
私自身この講座で学び、資格を取得しましたが
「不妊を経験していないとできないことがあるなんて」
と、不妊を経験して初めて希望が持てたように感じたことを思い出します。
1年をかけて(2年コースもあり)、
平山先生を始め生殖心理や医療の専門家の先生方のeラーニング内での講義で
心理や生殖医療などの知識を学び、
3回(計6日)のスクーリングでロールプレイなどの実践を行った後、
(スクーリングはコロナの状況を見ながら形式を判断しますが、基本的には集合形式です。)
課題提出や認定試験を経て、資格取得を目指す講座であることの説明の他、
認定後のFineでの活動や、個人的な活動についてなどについてお話させて頂きました。
この講座で認定を受けた不妊ピア・カウンセラーは130名を超え、
今月末には新たな不妊ピア・カウンセラーも誕生します。
現在、17期生を募集中です。1年コースのキャンペーンを行っていますので、気になった方は是非下記をご覧ください。
https://j-fine.jp/e-pia/course2021.html
ご不明な点がございましたら、お気軽に
finepia@j-fine.jp
までお問い合わせください。
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https://j-fine.jp/matsuri/2021/matsuri.html