不妊の経験も意味のあるものだったのかな | NPO法人Fine ~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~スタッフブログ

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スタッフは、全員が『不妊体験者』です。

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こんにちは。

不妊ピア・カウンセラーのりょうこです。

昨年の3月に12期生として認定をいただいてから、早いもので既に1年が過ぎました

 

現在は、Fine※1電話相談や※2マナティー・クラブなど、

マイペースに、ではありますが・・・

出来る範囲で不妊ピア・カウンセラーの活動をしています。

 

私にとって不妊という体験は、いま振り返ってみると、

人生で一番ショッキングな出来事(事実)だったと思います。

頑張っても頑張っても報われないそれが不妊のつらさだったと思います。

だからきっと、そのつらさを意味のあるものだと信じたかったのかもしれません。

そして、それをなかなか受け入れたくない自分、でも諦めずに前に進みたい自分と

随分と長い時間、葛藤していました。

 

不妊ピア・カウンセラー養成講座のことは以前から知っていましたが、

しばらく治療をお休み中に再開しようかどうしようかな~と考えていたころ、

ふと「治療に注ぐ時間とお金と体力を別の生き方に使う道もあるのかも」という

思いになり、半ば勢いで受講を決めました

治療からしばらく経ってから受講でしたが、それでも不妊という共通の経験を持つ

同期の仲間とは、何も言わずに分かり合える安心感を共有でき、共に受講した約半年間は、

かけがえのない時間でした

なかなかまとまった時間が取れなかったので、e-ラーニングで好きな時間に

学べることもとても助かりました。

 

私が治療をしていた当時は、ブログなどのメディアを通して、

治療をオープンにする著名人が徐々に増えてきた影響もあってか、

世間でも不妊に対する認知度が高まってきたかなと感じていましたが、

実際に不妊ピア・カウンセラーの活動を通して、

「不妊で悩んでいることを話せる場が今までなかった」

「治療を続けていこうか迷っているけど、誰に相談してよいのかわからなかった」

というような相談が多く寄せられ、

まだまだ不妊で悩む方の居場所は少ないという点は、

治療をしていた頃とあまり変わっていないのかなと実感しています。

 

 

最近は、

「一人目が出来ても二人目はまだなの?と言われつらい」

「周りは次々出産ラッシュで、治療していることも話しづらい」

などと言ったような二人目不妊に対する悩みも多く聞かれることから、

※2マナティー・クラブの活動と並行し、個人的に地域の子育てサロンで茶話会も

開催しています。

 

こうして不妊ピア・カウンセラーとしての活動をはじめてみて。

つらくて受け入れたくないと思っていた不妊の経験も意味のあるものだったのかな、

と少しずつ受け入れることが出来るようになってきたように思えます

そして始めたばかりではありますが、不妊で悩む方の心の居場所作りにこれからも

関わっていこうと思っています。

 

不妊ピア・カウンセラー養成講座について、詳しく知りたい方はコチラです。

http://j-fine.jp/e-pia/

 

※1電話相談

http://j-fine.jp/activity/counseling/denwa-so.html

 

※2マナティー・クラブ

不妊体験後の妊娠・出産・育児をサポートするグループカウンセリングです。

ブログはこちら

https://ameblo.jp/finemc/