こんにちは。
のらそら@Fineスタッフです。
猛暑日も減り、各地で秋の便りが届き始めていますね
さて、先日8月31日(木) 小平市議会議員の皆さん、市役所関係者の皆さん向け
「不妊治療に関する勉強会」で【不妊の現状と課題】についてお話させていただきました。
この勉強会は、メルクセローノ株式会社様のお力添えをいただき、
講師としてお呼びいただきました。
当日は、12名の方に参加いただきました
まず、不妊や不妊治療にまつわる現状をお伝えしました。
日本では、5.5組に1組が何らかの不妊で悩んでいる
2014年全国の出生児で高度生殖医療により誕生したのは、約21人に1人に増加
※2000年は約97人に1人。2010年は約37人に1人。
そして、当事者の悩みや課題について、お伝えしました。
Fineのアンケートから、仕事と治療の両立が難しいと答えた方は、約92%
ではなぜ通院が大変なのか、なぜ休日が必要なのか、何が負担なのか。
お金だけではない・・・時間やこころ、からだの負担。
不妊や不妊治療の内容を知られていないため、苦しんでいる当事者が多い。
周囲の理解がなく、意に反して退職や異動、転職を余儀なくされるケースが増えている
最後に、自治体としてできることを、ご提案をさせていただきました。
市民への啓発活動(市民講座開催、大学など教育機関との連携啓発など)
自治体独自の制度やサポート窓口の整備
国や都への提言(市の現状を調査し陳情するなど)
市内にある企業へのサポート推進
みなさん真剣に聞いてくださって、小平市では何ができていて、何ができていなくて、
これから何ができるのか、考えていこうという、ありがたいお声をいただきました。
小平市は大きな工場もありますし、大学など教育機関も多く、
緑豊かなとても素敵な場所なんですよね〜。
都心へのアクセスも良く、マンションや戸建て建設計画も進んでいて、
住民も数年は増えていくという予想が出ています。
私たちは、制度設計も必要ですが、
より多くの方に「まずは知っていただく」という【啓発】も
大切にしています。
小平市議会議員の皆さん、市関係者の皆さん、ご参加いただきました皆さん、
本当にありがとうございました。
Fine主催のイベント「Fine祭り2017」にいらしてみませんか?
当事者の生の声を聞いてみませんか?
当事者以外の方、一般の方にもご参加いただけます。
http://j-fine.jp/matsuri/2017/matsuri.html
私たちFineは、独りよがりな思いを訴えるのではなく、
それぞれの地域の現状や思いに寄り添って、
何ができるのかを一緒に考えていきたいと思います。
どうぞ、お気軽にお声掛けください