【クローズアップ現代】「“母親の後悔” その向こうに何が」を拝見しました。 | 親子交流(面会交流)支援団体の代表であり、お坊さんでもあり、母でもある私の日々徒然日記

親子交流(面会交流)支援団体の代表であり、お坊さんでもあり、母でもある私の日々徒然日記

一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センターの代表理事であり、大法寺副住職でもあり。そんな自分の日々徒然日記。

 

 

 

 

私は面会交流支援を始めて15年です。

 

 このように「我が子に会いたい」という嘆きを聞いてきましたし、

 

 

 離婚後の親権制度も単独親権制度ではなく、共同親権制度への変更が求められ、法制審議会にて話し合われています。

 

只今、パブリックコメントも募集されています。

 

面会交流支援をしているだけに、今回のクロ現の内容には考えさせられました。

 

    

小山:

母親になったことを後悔しないようにするために何が変わるべきか。今回アンケートで聞きました。

 

「社会の価値観・意識」、「子供の父親/パートナー」が変わるべきを上回って、「自分自身」が変わることが大事なのではないかと。若い世代ほど、この割合が多かったのですが、この結果はどう感じてますか。

 

山崎さん:

昔と違って今は選択肢がすごく増えているので、より人生の岐路に立ったときに自分で選んだという気持ちが持ちやすくなっているからよけいに自己責任論のようなものが強く自分の中に持つ人が増えていて「自分のせいだ」とか、「自分がもっと頑張らなきゃ」ということを思ってしまう若い方が増えているのかなと思います。

 

小山:

選択肢が増えたから、多様性があるから、「自分で決めたんだろう」と思ってしまうと。苦しい気持ちを押し殺している方たちは、どういうところから始めたらいいのでしょうか。

 

山崎さん:

まずは「社会のせいにする」。「社会を疑う」ということが大事だと思います。

 

小山:

社会のせいにする?社会を疑う?

 

山崎さん:

はい。(古典的な母親像の)イメージがはびこっていることだとか、社会制度のせいで苦しいのかもしれない。疑うというところから社会の変革が始まるかもしれなくて、「あなたがあなたのままで母親をやれます」という社会に変わっていったら、そこから育児をしやすい社会が始まるのではないかなと思います。

 

小山:

社会のほうに母親像というすごく大きなものがあると。それに自分が近づいていかなくてもいいのだと。

 

山崎さん:

自分が気付くとか変えるとかではなくて、社会のイメージがなにかおかしいのではないか。そういうことを思うようになると父親像も変わるので、多くの人にとって母親が生きやすい社会は誰もが生きやすい社会になると思います。

 

人生において、子育ての期間、特に手が掛かる期間はどのくらいだろうか? 私的には、妊娠期から10歳くらいまでだったように感じています。それ以降は、自立していく子どもの背中を見守っている感じですかね。

 

私自身は、「子どもの所為で」、「古典的な母親像のイメージがはびこっている社会の所為で」、「社会制度の所為で」と感じたことはなかったですね。

 

まず、「子どもの所為で」自分自身に弊害を感じたことがない。「古典的な母親像のイメージがはびこっている社会の所為で」と感じたとしてもそれは他人の考えであって、私自身の考えではないのだから何ら関係ないですし、「社会制度の所為で」ってのは、まったく感じたことはなく……

 

そもそも子どもの存在がなければ、面会交流支援団体も立ち上げていなかったし。

 

番組に登場された母親たちの声を聴くと、めちゃくちゃ真面目すぎなのではないか? 育児に完璧主義は大敵だと思います。

 

いい加減は良い加減。

 

このくらいのユル育児でいかないと、自分自身が追い詰められてしまいそう……

 

そこに自分で気がつかないと四苦八苦からは逃れられないですよね。誰かの所為、何かの所為としなくても、自分自身に良い加減で生きていられているかを問うのが、一番ベストな気がしますがね。

 

固定概念て怖い。私も常に気をつけないと……滝汗

 

    

依田真由美ディレクター

「私も向いてないだろうなと思うから、世間の"いい母親"みたいなものには」

 

「(私も)おぼろげにでも枠みたいなのには縛られてた。子どもをちゃんと育てるべきみたいなのは、やっぱり芯にあるわけだから。いい母親って何?と思うんだよね。自分がこうしたらいいんじゃないかって思うようにするだけでいい」

 

ですよね。ホント、そこニヤニヤ

 

 

先日の墨絵倶楽部での会話を思い出しました。

 

少子化になるのが何故イケないのか?

 

里親研修を受けている最中なだけに考えさせられた番組内容でした。