はい。盆と施餓鬼のため、中止していたSkype事前相談も今日から復活致しました(。-人-。)
これから、宜しくお願い致します。
前にもふれましたが、『親御さんの気にし過ぎです』と児童精神科や療育から弾かれるお子さんの相談が増えてきています。
面会交流支援の利用を希望するお子さんに多い特徴のひとつとしてあげられるのが、『繊細さ』です。
慣れない環境に溶け込んだり、面会交流支援スタッフに慣れるまでに時間を必要としますので、少しゆったりと慣らす時間を設けてあげましょう。面会交流の場所もお子さんの慣れたところがベストです。
他の子よりも「音が大きく聞こえる」「光がまぶしく感じられる」「気温の変化を感じやすい」「繊細な味の違いがわかる」という性質があるため、話しかけるときは、できるだけ穏やかな声で、やさしく声をかけるように心がけるといいでしょう。
別居親さんもスタッフから特性の説明を致しますので、否定せずに受け入れて、面会交流を行ってください。人と交わる事が苦手なため、別居親さんとの面会交流も慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、その状況に適応出来ないというわけではありません。お子さんのペースに合わせてあげれば、少しずつ慣れてくるものです。別居親さんもあせらず、じっくりとお子さんに向きあってあげましょう。
じっくりと向き合うことに失敗して、繊細なお子さんが面会交流拒否の状態になってしまった場合、同居親さんは別居親さんとの約束を守らせないとイケないから無理にでも面会交流をさせようと躍起にならずにひと呼吸。「無理に別居親さんと会わなくても大丈夫だよ」と伝えてみましょう。
「会わなければならない」という圧力がなくなった事で、お子さんの心が開放されると、自然に別居親さんの方へ行きたがるようになります。「会わなければならない」「行かなくてはいけない」というプレッシャーをまずは取り除くことが重要です。
別居親さんとしては、容認出来ないでしょうか?
ですが、それが貴方のお子さんの「繊細さ」の特性なのです。
特性をよく理解して、面会交流を行っていければ、お子さんも面会交流を拒否されることはありません。
もしもご納得いかないで、面会交流を拒否するのは同居親さんの片親疎外だと言われるのであれば、臨床心理士のカウンセリングを入れていきます。
しかしその前に、もう少し父母がお互いに信頼しあわないと、お子さんは自分の特性を父母に受け入れてもらえないという生きづらさを抱えてしまうかもしれません。
猜疑心よりも大事なのは、信頼の心です。
あなたがたの大切なお子さんの行く末に幸多かれ。
※生きづらさは誰しもが多かれ少なかれ抱えています。何も特別なことではありません。そして、生きづらさを抱える前提にある個々の特性を子どものうちから理解していることで、生きづらさを軽減していけます。それには、やはり、身近な存在である父母の力が大きいのです。個々の特性をよく理解して、お子さんと向き合うよう宜しくお願い致します。