「親憎かった」でも「大切だった」 放火事件の女子生徒 | 親子交流(面会交流)支援団体の代表であり、お坊さんでもあり、母でもある私の日々徒然日記

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一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センターの代表理事であり、大法寺副住職でもあり。そんな自分の日々徒然日記。

 ブラジル国籍の男性宅が放火され、家族3人が死傷した事件は16日で、発生から1週間になる。県警によると、市立中学3年の長女(15)と、友人で同学年の女子生徒(14)は、明確な反省や後悔の言葉を口にしてはいないが、感情の揺れも見せているという。生い立ちや犯行前後の行動をたどった。


■母親の死に涙


 2人は現住建造物等放火などの疑いで逮捕され、少年鑑別所に移されている。県警によると、素直に取り調べに応じているが、動機の解明は深まっていない。長女は調べに対し、「両親の態度が次女に対するのと違い、憎かった」、女子生徒も「両親の厳しいしつけを恨んでいた」と話すが、長女は「家族は大切だった」とも供述。2人は、死亡した長女の母親(31)に話が及ぶと、涙を見せているという。


 県警の調べや学校関係者、知人らの話によると、長女は4歳の時、先に日本に来ていたブラジル国籍の母親に迎えられて来日した。その後、母親は、派遣会社員だった現在の父親(39)と親しくなり、次女(9)が生まれた。幼い次女の面倒を見たり、家事を手伝ったり、「ものすごく良いお姉ちゃんだった」(母親の知人のブラジル人女性)。


 中学進学前後に、両親が共働きになった。学校関係者によると、このころから目立った変化が見え始める。バレー部をほどなく退部。言葉遣いが乱暴になり、ナイフを持ち歩いて友人に見せるようになったという。「家に帰りたくない」と夜間に学校を訪問し、「夫婦げんかを止めようとして父親から殴られた」と訴えたこともあった。


 共犯として逮捕された女子生徒は、中学入学までに母親(36)の離婚と、現在の父親(36)との再婚を経験した。


 小学校の卒業文集では「大切な物は家族です」と記す一方で、「時々、怒られるとむかついて、心の中で『早く死ねきえろ』とか思ってしまったり」と両親への複雑な思いもつづっていた。


 15日に記者会見した市教委によると、最近まで吹奏楽部にも参加し、成績も平均。「県立高校へ進学したい」と意欲も見せていたが、5月の実力テストで成績ががくんと落ちてから、急激に変化したという。遅刻が増え、ピアスをして髪を染めるようになった。5月末には部活にもあまり行かなくなった。


 女子生徒は、担任に「親は私のことをわかってくれない。お父さんは時々手を上げる」と訴えた。学校は「厳しい父親に子どもが反発するという悪循環」と受け止め、家庭の様子を気にかけていた。


 長女と急速に親しくなったのは6月ごろから。それから常に一緒にいたという。


■真夜中、子犬抱え外へ


 県警によると、2人が長女宅に火を放ったのは9日午前2時半ごろ。その直前、長女は女子生徒を家に招き入れ、バーベキューなどに使うゼリー状の着火剤を2人で階段と壁に塗っていた。


 次に2人は、台所にあった包丁を1本ずつしのばせて約500メートル離れた女子生徒宅に向かったが、長女は、飼い始めたばかりの子犬も抱えていた。犬について、長女は「(女子生徒宅に着く前に)別の友人に預けた」と供述しているという。


 女子生徒宅では母親に気づかれ、犯行を中止した。女子生徒の父親によると、長女は「自分の家に火をつけた」と話し、放心状態だったという。女子生徒は何もしゃべらなかった。県警によると、身柄を確保されたときは、2人とも、駆けつけた警察官におとなしく包丁を渡したという。


 県警幹部は「思春期の少女2人が似たような感情について話し合ううちに、感情を高ぶらせてしまったのか」と2人の心中を推し量っている。


【朝日新聞 2010年7月15日17時54分】

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そのため、私たち第三者の立場の人間が冷静に問題点を見出して離婚後も父母のお互いがお互いを尊重しあい共同育児をしていきたいという想いになっていただけるように促していきます。

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私たち第三者の立場の人間が、冷静に問題点を見出して離婚後も父母のお互いがお互いを尊重しあい共同育児をしていきたいという想いになっていただけるように促していきます。
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離婚後も協力育児をしていきたい両親を応援します。
面接交渉(面会交流)仲介支援の
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