- なやみはつきねんだなあ―相田みつをいのちのことば/佐々木 正美
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
━─━─━─━─━─
怨憎会苦
愛する人との
別れもつらいけれど
会いたくない人に
会うのも苦しみ
なんだよ
怨憎会苦
というんだね
━─━─━─━─━─
子どもとは会いたいが、相手とは会いたくない。
幼い子どもに連れ添って相手が来る。それだけで、落ち込んだりする気分障害や動悸、息切れなどのパニック障害が起こってしまう。
あるいは、
同席する相手から、罵声をあびせられる。暴力をふるわれる。
または、存在を完全無視される。沈黙。
売り言葉に買い言葉となって互いに罵りあうこともある。
これらすべてが、子どもの見ている前で行われる。
子どもは両親の顔色を伺い、小さな身体をさらに縮こませうなだれる。あるいは狂ったように泣き叫ぶ。自傷行為を行う。
子どもと会いたいが、会えなくなる。
面接交渉ができなくなる。
だから私たちは面接交渉の支援を行う。
児童精神科医の佐々木正美氏は、こう書かれています。
『罪のない人間はいない』
『怨みや憎しみという意味で会いたくない人は、相手ばかり原因があるように考えがちだが、大抵は双方に理由があるものだと考えるのがよいと思う』と。
これは、私が、NPOの活動を通して、ずっと皆さんに投げかけている言葉でもあります。
両親の怨憎会苦に巻き込まれる子どもたちが少しでも減るように。
両親には、子どもたちの両親としてあっていただけるように。
有智無知 罪を滅し 善を生ず
私たちの存在意義が、ここにあります。
面接交渉支援=子育て支援