判決は2025年3月5日 伊方原発運転差し止め訴訟が結審、広島地裁
広島や長崎両県の被爆者を含む29都道府県の住民337人が、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた訴訟の口頭弁論が17日、広島地裁であった。
住民側は原発の安全対策が不十分などと訴え、四国電力側は請求棄却を求めて結審した。判決は来年3月5日の予定。
住民側は最終準備書面で、原発の沖合を走る地質の境界線「中央構造線」で起きる地震や阿蘇山(熊本県)の噴火の被害想定が不十分と指摘。
放射能汚染のリスクがあるとし「実現可能で防護効果の高い避難計画を持たない原子炉の運転は、差し止められなければならない」と訴えた。
(中略)
伊方原発を巡る同種訴訟は山口地裁岩国支部と松山、大分の両地裁でも起こされ、大分地裁は今年3月に住民側の請求を棄却し、住民側が控訴。岩国支部では審理が続き、松山地裁では来年3月18日に判決が予定されている。 (後略)
(7月17日「中國新聞デジタル」より) たんぽぽ舎メルマガより転載
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