「日中労働者交流協会50年のあゆみ」を発刊しました      | 市民自治ノート - NPOまちぽっとから

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「日中労働者交流協会50年のあゆみ」を発刊しました     

 

日中労働者交流協会(日中労交)の伊藤彰信です。

 

 日中労交は、このほど「南京に『日中不再戦の誓い』の碑を建てて―日中労働者交流協会50年のあゆみ」を発刊しました。以下、本の紹介です。

 

<今だから伝えたい。実践したい。「日中不再戦の誓い」>

 

 日中労働者交流協会(日中労交)は、1974年8月21日、総評系産別24単産、9地県評、同盟系産別1単産、中立労連が結集してつくられました。初代会長は市川誠(総評議長)、初代事務局長は兼田富太郎(全港湾委員長)です。総評解散後も個人加盟の形式で組織を残し、日中労働者の平和友好連帯活動を続けてきました。

 

 1985年8月15日、中曽根首相が靖国神社に公式参拝した日、市川会長は南京の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館の開館式に出席し、「日中不再戦の誓い」を刻んだ「鎮魂の時計」を南京市に寄贈しました。日中労交はこの「誓い」の精神をもとに、すなわち「日本軍国主義の中国侵略戦争を労働者人民の闘争によって阻止し得なかったことを深く反省し」、「日中不再戦、反覇権の決意を堅持し、子々孫々、世々代々の友好発展、平和の確立」のために活動を続けています。

 

 このほど結成50周年を記念して「南京に『日中不再戦の誓い』の碑を建てて―日中労働者交流協会50年のあゆみ」を発刊しました。A5版、160ページの本です。価格は2000円(税別)です。

 

<推薦の言葉> 内田雅敏(弁護士)

 「私は、長い民間交流のレールに乗って今日、ようやくここに来ることが出来ました」、日中国交正常化のために北京に赴いた田中角栄首相が周恩来総理に会って、最初に発した言葉だ。本書は、まさにその実践であった。